好きな句の補足 | かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」

好きな句の補足

昨日書き込んだ、好きな句の「ちゃんとした」意味が気になって調べてみたのですが…



うーん…



やっぱり、僕の勝手なイメージとは少し違うようですね。



「久方の ひかりのどけき 春の日に しづこころなく 花の散るらむ」



これは、穏やかな春の日に、花はせわしなく散ってゆくなあというような意味らしいのですが、



僕はただ、春の美しい、うららかな陽の光の中を、まるでスローモーションのように儚く散ってゆく夢のような花びらをこの句の中に見るのみです。



「誰も見よ 満つればやがて 欠く月の いざよふ空や 人の世の中」



これは、武田信玄が重臣の板垣信方の慢心を諫める意味で、正徹?という人の句を真似した句らしいですね。



大河ドラマでは、板垣信方は必ずといっていいほど武田信玄の師保、乃至は軍師として信玄に献替する、いかにも知徳と武勇を兼ね備えた理想の家臣として描かれていますが、そんなわけねえんですよ。



上田原での理解に苦しむ死に様を見ても、彼が名将と呼ぶにふさわしくないのは明らかです。



まあ、そんなことはさておき、この句について僕が勝手に思うのは、



人の世の、一期の栄華の虚しさ、毀誉褒貶と有為転変からにじみ出る哀愁を、月の満ち欠けの様子に託したようなものです。



もっとも、僕のこんな勝手な思いは、単なる軽薄な空想による思弁に過ぎないものだと、僕自身が自覚してもいるのです。



ただ、注目度の少ない場所だから色んなこと書いてみたかっただけでね。



官能小説は、今週はどうも書く気が起きねっす。