官能小説「夕日に隠れて」十
すると、松倉はにっこりと満面に笑顔を浮かべて、
僕の胸にぴたっと横顔をつけ、甘えるように抱きついてきた。
まるで、ずっとこうしたかったんだと言わんばかりに。
可愛いなあ…。
松倉って、こんなに可愛いかったのか…。
僕は、目の前にある艶やかな松倉の髪を撫でてやりたかったのだが、
どういうわけだか、それは気が引けてしまって、
そっと、気弱な手を松倉の肩に置いてやるのが精一杯だった。
ああ、やっぱり、松倉のほうが大人だな…。
こんな雰囲気の中でも、性の悦びを、のびのびと味わっているような気がする。
ここまでだって、僕は松倉にリードされっぱなしじゃないか…。
ちょっと情けないかな…。
そんなことを思っていた時、僕は急に、さっきまで野球の練習終わりで汗だくだったのを思い出し、
「あっ、松倉。俺の体、臭くないか?さっきまで汗だくだったから…」
乾きかけていた汗が、もう一度吹き出てくるような思いだった。
しかし、松倉は全く気にしていないような顔で、
「え~、全然大丈夫だよ?気になる?」
「いや…松倉が大丈夫なら…いいんだけど。」
松倉の、男の全てを受け入れてくれるような、吸い尽くすような目…
なよやかに、しなだれかかって女の甘い色気を伝えてくる白い肌の感触…
感極まって、体の芯がジンッと熱くなったのを感じたその時、
今まで、胸の内にあった官能と松倉への想いが、
一気に、直接的に、淫蕩の血とともに僕の股間に流れて集中していった。
「ああ~坂口くん、急にここがおっきくなってきたよ…。」
松倉がそう言って、僕の股間と顔を見比べた。
たまらなく恥ずかしく思った。
ああ…どうすればいいんだ?
落ち着け、落ち着け!と自分に心の中で言い聞かせてみるのだが、
肝心の僕の股間は、硬度を増していく一方だった。
そして、そこを中心にして、体中に興奮の汗を含んだ熱が広がってゆき、
再び意識の形は崩れ、
羞恥と欲望の狭間(はざま)で心は揺れて、
僕の全てが、淫らな官能の沼にズブズブと沈んでいってしまいそうだった。
どうする…?
どうすればいいんだ…?
僕の胸にぴたっと横顔をつけ、甘えるように抱きついてきた。
まるで、ずっとこうしたかったんだと言わんばかりに。
可愛いなあ…。
松倉って、こんなに可愛いかったのか…。
僕は、目の前にある艶やかな松倉の髪を撫でてやりたかったのだが、
どういうわけだか、それは気が引けてしまって、
そっと、気弱な手を松倉の肩に置いてやるのが精一杯だった。
ああ、やっぱり、松倉のほうが大人だな…。
こんな雰囲気の中でも、性の悦びを、のびのびと味わっているような気がする。
ここまでだって、僕は松倉にリードされっぱなしじゃないか…。
ちょっと情けないかな…。
そんなことを思っていた時、僕は急に、さっきまで野球の練習終わりで汗だくだったのを思い出し、
「あっ、松倉。俺の体、臭くないか?さっきまで汗だくだったから…」
乾きかけていた汗が、もう一度吹き出てくるような思いだった。
しかし、松倉は全く気にしていないような顔で、
「え~、全然大丈夫だよ?気になる?」
「いや…松倉が大丈夫なら…いいんだけど。」
松倉の、男の全てを受け入れてくれるような、吸い尽くすような目…
なよやかに、しなだれかかって女の甘い色気を伝えてくる白い肌の感触…
感極まって、体の芯がジンッと熱くなったのを感じたその時、
今まで、胸の内にあった官能と松倉への想いが、
一気に、直接的に、淫蕩の血とともに僕の股間に流れて集中していった。
「ああ~坂口くん、急にここがおっきくなってきたよ…。」
松倉がそう言って、僕の股間と顔を見比べた。
たまらなく恥ずかしく思った。
ああ…どうすればいいんだ?
落ち着け、落ち着け!と自分に心の中で言い聞かせてみるのだが、
肝心の僕の股間は、硬度を増していく一方だった。
そして、そこを中心にして、体中に興奮の汗を含んだ熱が広がってゆき、
再び意識の形は崩れ、
羞恥と欲望の狭間(はざま)で心は揺れて、
僕の全てが、淫らな官能の沼にズブズブと沈んでいってしまいそうだった。
どうする…?
どうすればいいんだ…?