官能小説「放課後の夜」八十四
体が熱い。
腰を振り続けているうちに、刺激が足りないような気がして、良雄は奈津子の頭に顔を近づけて赤く色づいた耳元に口をつけた。
耳に、濡れた舌先を這わせる。
「 はあ…あ…。 」
息を荒げて喘ぐ奈津子の声がよく聞こえる。
が、やはりまだ何か物足りない。
このままではモノの勢いが下り坂に向かってしまうかもしれない。
良雄は腰の動きを縦から横へ、グラインドさせて腰を股間になすりつけるようにして、意識を上半身に集中させる。
奈津子の匂いを嗅ぎながら、耳元や首筋に舌を這わせると、なんとも淫靡な感覚が甘く胸のうちに満ちてきて、昂りが少しずつ戻ってくるような気がした。
すると、奈津子が喘ぎながらも首を回して顔を良雄のほうに向けた。
お互いに熱い息づかいをしながら、陶然として見つめ合う。
(すげえ色っぽいよ…先生。)
良雄は奈津子の色香に誘われて紅い唇に吸いつく。
舌も縦横に絡ませて夢中で貪る。
そうして快楽に溺れていると、良雄はいつの間にか奈津子に精神的な意味においても包み込まれ、優しく心を撫でられているような錯覚に陥った。
そして、そこで何故か、ふいに奈津子の不倫相手のことが良雄の頭をよぎった。
良雄には、まだ完全に奈津子の全てを掌握する自信がない。
ことが終わり、体は離れ、密室を出れば、奈津子の想いは衣衣の悲しさと虚しさに冷め、流され、遥か向こうに漂う顔も知らない大人の影のもとに移ろいゆくであろう。
良雄は急に寂しくなった。そして、かえって泣きたいくらいに奈津子を愛しく思った。
奈津子の本当の想いを追いかけたくなった。
奥深くにある心の扉をノックするように、再び腰の動きを縦にして無我夢中で奈津子を突き始めた。
モノは、これ以上ないくらいに精気に満ち溢れ、みなぎっていた。
腰を振り続けているうちに、刺激が足りないような気がして、良雄は奈津子の頭に顔を近づけて赤く色づいた耳元に口をつけた。
耳に、濡れた舌先を這わせる。
「 はあ…あ…。 」
息を荒げて喘ぐ奈津子の声がよく聞こえる。
が、やはりまだ何か物足りない。
このままではモノの勢いが下り坂に向かってしまうかもしれない。
良雄は腰の動きを縦から横へ、グラインドさせて腰を股間になすりつけるようにして、意識を上半身に集中させる。
奈津子の匂いを嗅ぎながら、耳元や首筋に舌を這わせると、なんとも淫靡な感覚が甘く胸のうちに満ちてきて、昂りが少しずつ戻ってくるような気がした。
すると、奈津子が喘ぎながらも首を回して顔を良雄のほうに向けた。
お互いに熱い息づかいをしながら、陶然として見つめ合う。
(すげえ色っぽいよ…先生。)
良雄は奈津子の色香に誘われて紅い唇に吸いつく。
舌も縦横に絡ませて夢中で貪る。
そうして快楽に溺れていると、良雄はいつの間にか奈津子に精神的な意味においても包み込まれ、優しく心を撫でられているような錯覚に陥った。
そして、そこで何故か、ふいに奈津子の不倫相手のことが良雄の頭をよぎった。
良雄には、まだ完全に奈津子の全てを掌握する自信がない。
ことが終わり、体は離れ、密室を出れば、奈津子の想いは衣衣の悲しさと虚しさに冷め、流され、遥か向こうに漂う顔も知らない大人の影のもとに移ろいゆくであろう。
良雄は急に寂しくなった。そして、かえって泣きたいくらいに奈津子を愛しく思った。
奈津子の本当の想いを追いかけたくなった。
奥深くにある心の扉をノックするように、再び腰の動きを縦にして無我夢中で奈津子を突き始めた。
モノは、これ以上ないくらいに精気に満ち溢れ、みなぎっていた。