私的 桃太郎伝説 18 | かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」

私的 桃太郎伝説 18

桃太郎は、焼きあがった魚を食べながら猿の帰りを待っていました。



猿は意外に早く帰ってきました。鳥を探しに行ってからまだ一刻(30分)ほどしか経っていませんでしたが、猿の手には確かに大きな一匹の鳥が捕らえられていました。



鳥は首を猿にしっかりと握られていましたが、それでも必死で抵抗していました。羽をばたつかせ、盛んに喚き散らしていました。



「 ダンナ、鳥を捕まえてきましたよ。 」



猿は得意気に言います。



「 おお…なんとも美しい鳥だな…それはキジか……。 」



桃太郎は素晴らしく美麗なキジの艶姿にうっとりと見とれていました。なんという美しさでしょう。特に背面の色彩は複雑で奥深く、ただごとならぬ鮮やかさで見る者の目を惹きつけます。



「 へへッ、いい鳥でしょう?山に入って行こうとしたら、たまたまその麓にこいつがいたんですよ。 」



猿はそう言って、桃太郎にキジを手渡しました。桃太郎が受け取ると、キジはさらに激しく暴れ出して、



「 チキショー!!なんなのよアンタらは!アタシをどうするつもりっ!? 」



と叫びました。桃太郎はキジがメスだと知って興奮しました。



「 こいつは食ってしまうには惜しいな……。 」



そう言う桃太郎の目つきが変わっていることに猿は気づいて、



「 ダンナ…まさか、やめてくださいよ…せっかくの貴重な食糧を…… 」



と言いましたが、桃太郎は耳を貸さずに履いていた袴を脱ぎ、下半身を露わにしてしまいました。



「 キャー!何すんのこのケダモノ! 」



猿は深くため息をついて、桃太郎の狂態に背を向けました。



「 全く…本当にケダモノという言葉がピッタリだな、このダンナは……。 」



しばらくすると、桃太郎が感極まって呻き声をあげました。