官能小説「放課後の夜」八 | かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」

官能小説「放課後の夜」八

まず、良雄が認識できたのは画面にポッカリ開いた穴の、向かって左上から出ている大きな男の手だ。その手が、どアップで映された何やら黒い毛に囲まれた奇妙な形のものを、いやにもったいぶった手つきで弄っている。それに反応するように女の喘ぎ声が聞こえてくる。

最初はただ唖然として観ているだけだった良雄だが、その奇妙な形のものこそ、お目当ての女の陰部であるということを認識するのにそう時間はかからなかった。

しかし、あまり実感が湧いてこない。

それはあまりにもぶっきらぼうな映像だった。まるで初めてそれを見る良雄を嘲笑うかのように、映像の中の女は惜しげもなくカメラの真ん前で股を大きく広げている。しかもさっきから男の手が執拗にそこを撫でたり指を突っ込んだり、激しく二本の指を出し入れしてみたり、そしてしばらくすると、そこから白い粘液が男の手をゆっくりつたって出てきたではないか。

「 うわ~どぎついなあコレ。 」

達也が苦笑半分にやけ半分の複雑な顔で言った。

男の手がさらに速度を速めて女の陰部を掻き乱し、それに反応して女の嬌声が、絶頂を迎えてさらに甲高く響き渡る。「ああ~イく、イく、イく~んんん!」

「 うわ~すんげえ。アソコぐちょぐちょだよ。 」

達也が引きつり気味の笑顔で言う。

ピチャピチャピチャっと淫らな音をたてながら、女は「ああ~!!」と叫んで腰を少し浮かせると、カクカクっと痙攣してからふっと脱力し、果てたように静かになった。

男は満足したのか手を引っ込めたので女の陰部の惨状が露わになった。股間はいやらしくテカテカ濡れて、白い粘液がそこらじゅうにこびりついており、さっきより若干大きくなった膣口が透明のこれまた粘液を垂れ流している。

良雄も達也も、目を離さずにじっとその有り様を観ている。

しばらくして再び男が画面に現れ、テレビの前の二人を次の展開へと誘おうとしていた。