読書感想「史伝 武田信玄」小和田哲男
僕は日本史の中では古代史と戦国時代が好きで、関連した本をよく読んでいます。
戦国では武田信玄!ハマったのは7年前くらいからだったと思いますが、なんか運命的なものを感じるほどで、今も興味は尽きません。
ただ、大河ドラマの「風林火山」はほとんど見ませんでした。こういった史伝などの最新の研究結果が書かれている本を読んでいると、虚構と虚飾に満ちたドラマは馬鹿らしく思えてきます。
もっとも「風林火山」の原作は故・井上靖さんが結構前に書かれたものなので、そのへんは考慮しておかないといけないかもしれませんが…。
まあそれはともかく、僕は戦国と言えば武田信玄なんですが、戦国にあまり興味のない人に言わせると、どうして武田信玄なの?ということになるようです。最近は、ゲームやドラマの影響でそんなふうに言われなくなりましたけど。
確かに信玄は天下を取ったわけじゃないし、上杉謙信みたいに超人的な伝説を持っているわけでもない。(まあ細かいのはいくつかありますけど。)
だから説明する時には困ってしまいます。当時、唯一と言ってもいい民本主義者だったこと、文武両道の巨人だったこと、娘の安産を祈る優しい面もあったこと、その他いろいろ言ってはみても、自分の中で、それは他人を説得するために使う方便に過ぎないのです。
なんなのか、なぜ惹かれるのか。本当のところは自分でもよくわかりません。
一方で、信玄にも弱点と言うか、いろいろ失策があったというのも、僕は見逃してはおりません。
まず天下を取るには、スピードが足りませんでした。着々と版図を広げる信玄に対して、信長は天下取りに向けて全てを集中して取り組んだ。気がつけば差は歴然としていました。
もう一つ、致命的なミスは自分の死後の武田家のことをあまり考えていなかったこと。いや考えてはいたかもしれませんが、それにしては雑な引き継ぎでした。緻密な策戦を得意にしていた信玄にしてはあまりにもお粗末なものだった。
極端に言うと、武田家を滅亡に導いたのは信玄だと言うこともできます。ある史学者のかたもそんな意味のことを言っておられます。
と、そんなふうに言っても、僕が信玄が好きなのは変わりないんですけどね(笑)。
あの徳川家康も、信玄にはかなり影響を受けています。戦い方から、政治まで、信玄の家臣だった者をわざわざ雇い入れて話を聞いたりもしています。
やっぱり、今も昔も立派に語り継がれる英雄なのですよ、信玄は。
戦国では武田信玄!ハマったのは7年前くらいからだったと思いますが、なんか運命的なものを感じるほどで、今も興味は尽きません。
ただ、大河ドラマの「風林火山」はほとんど見ませんでした。こういった史伝などの最新の研究結果が書かれている本を読んでいると、虚構と虚飾に満ちたドラマは馬鹿らしく思えてきます。
もっとも「風林火山」の原作は故・井上靖さんが結構前に書かれたものなので、そのへんは考慮しておかないといけないかもしれませんが…。
まあそれはともかく、僕は戦国と言えば武田信玄なんですが、戦国にあまり興味のない人に言わせると、どうして武田信玄なの?ということになるようです。最近は、ゲームやドラマの影響でそんなふうに言われなくなりましたけど。
確かに信玄は天下を取ったわけじゃないし、上杉謙信みたいに超人的な伝説を持っているわけでもない。(まあ細かいのはいくつかありますけど。)
だから説明する時には困ってしまいます。当時、唯一と言ってもいい民本主義者だったこと、文武両道の巨人だったこと、娘の安産を祈る優しい面もあったこと、その他いろいろ言ってはみても、自分の中で、それは他人を説得するために使う方便に過ぎないのです。
なんなのか、なぜ惹かれるのか。本当のところは自分でもよくわかりません。
一方で、信玄にも弱点と言うか、いろいろ失策があったというのも、僕は見逃してはおりません。
まず天下を取るには、スピードが足りませんでした。着々と版図を広げる信玄に対して、信長は天下取りに向けて全てを集中して取り組んだ。気がつけば差は歴然としていました。
もう一つ、致命的なミスは自分の死後の武田家のことをあまり考えていなかったこと。いや考えてはいたかもしれませんが、それにしては雑な引き継ぎでした。緻密な策戦を得意にしていた信玄にしてはあまりにもお粗末なものだった。
極端に言うと、武田家を滅亡に導いたのは信玄だと言うこともできます。ある史学者のかたもそんな意味のことを言っておられます。
と、そんなふうに言っても、僕が信玄が好きなのは変わりないんですけどね(笑)。
あの徳川家康も、信玄にはかなり影響を受けています。戦い方から、政治まで、信玄の家臣だった者をわざわざ雇い入れて話を聞いたりもしています。
やっぱり、今も昔も立派に語り継がれる英雄なのですよ、信玄は。