官能小説「放課後の夜」二十五 | かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」

官能小説「放課後の夜」二十五

良雄は手のひらを奈津子の尻に当てる。

その時、ようやく奈津子は良雄が普通の生徒から欲望に満ちた「男」に変貌してしまっていることに気づいた。

(でもどうして?こんなに年も離れているのに…あなたから見たら私なんてオバサンじゃないの!)

不快というより、混乱と焦りでどうしていいのかよくわからない。

「 波川くん…ねぇ、ホントにどうしたの? 」

辛うじて声を出したが、良雄は奈津子の問いかけにも応えず、その手はさらに大胆さを増していく。奈津子の抵抗が意外なほど緩慢なので、それが良雄の勘違いを招いて調子づかせていたのだ。

片手でしっかりと奈津子の腰を抱き、もう片方の手で尻を掴むようにして押さえる。

(これが先生のお尻の感触なんだ…)

手に力を込めながらも、良雄は恍惚として思わず目を閉じる。

そして、より深く大人の女の香気を吸い込むために奈津子の首筋に鼻をつけた。

(う…)

快楽の花が咲く。キツすぎず、甘すぎず、ほのかにさりげなく香り、これぞまさに良雄が求めていたものだ。これによって、まだわずかに残されていた良雄の理性は一気に遠くに吹き飛ばされた。

ほとんど無意識のうちに、良雄は舌をいやらしく伸ばして奈津子の首筋を舐めていた。

「 うっ…ダメよ波川くん…ホントに、ちょっと… 」

奈津子は抗おうとするが、良雄の力が意外なほど強いのでうまく手を使うことが出来ない。そのいやらしい舌先から逃れようと首をひねったり遠ざけたりもしてみるのだが、良雄はさらに両手の締めつけを強くして、動けなくなった首筋に再び唾液でベトベトの舌を這わせる。

「 あああっ…ダメ… 」

奈津子の声が、良雄の興奮を煽って燃え上がらせる。

やがて散々に舐め回した首筋から舌先を離すと、良雄は目を瞑って息を荒くしている奈津子の唇を見つめた。

(そうだ…次はそのキレイな唇だ!)