官能小説「放課後の夜」十三 | かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」

官能小説「放課後の夜」十三

良雄が竹村涼子のことをあまり気にしていないのを知ると、達也はそれを境にだんだん本格的に眠そうな素振りを見せるようになり、何かの話が終わって沈黙が訪れると小さく鼾をかき始めた。

寝たのか。良雄は置いていかれたような気分になって木目調の天井を見つめる。眠いといえば眠いし、眠くないといえば眠くない。黙って目を瞑っていれば眠ってしまうだろうか。

良雄は目を瞑ってみる。今日一日の間に見たり聞いたり話したりしたことが、頭の中にそこはかとなく流れてきては消えていった。竹村涼子…やはり恋愛感情を持つには、何か物足りない。パスだ。奈津子…俺はあんなに年の離れた教師に、本当に恋心を抱いているのか?いや、まだよくわからない。

そして、今日の裏DVD…あれは本当に刺激的だった。初めて女の陰部を、アソコを、しかもこれ以上ないくらいのどアップで観てしまった。記憶を辿ってその形や淫らな濡れ具合を思い出してみる。ダメだ、ああ、股間がまた熱くなってくる。

良雄は達也に借りているパジャマ越しに自分のモノを触ってみた。すでに硬くなり始めている。こうなるとなかなか収まりがつかない。しかし、だからといってどうすればいいのか。悶々としている良雄の頭の中に、ある考えが浮かんだ。

そうだ、居間であのDVDを観ながらオナニーすればいいじゃないか!

鼓動がまるで早鐘を打つように高鳴り、両の手のひらに汗がじっとりと滲む。

実行するのか?本当に?達也が起きる可能性は?

良雄はしばらくの間葛藤に揺れたが、やがて静かに体を起こして達也の顔を覗き込み、深く眠っているのを確認すると、布団をゆっくりどけて音もなく立ち上がった。

例のDVDは達也が居間に置いたままだったはずだ。良雄はもう一度達也の顔を確認すると、一歩一歩薄氷を踏むようにして達也の部屋を出た。