リョウガ「顔が紅いぞ?大丈夫か?……ちょっと悪いが…。」
俺は自身の額とコハクの額を合わせた。
俺の素顔がゼロ距離で視界に入ってくるのは見苦しいものだろう。
コハク「ふぇ?…ふぇぇぇえぇぇ!!?」
コハクは更に顔を紅くして驚いていた。
リョウガ「少し熱いな。風邪か?」
コハク「………はにゃ~///」
コハクを見ると、コハクの目はトロンとしていて、口もだらしなく開いており、上の空だった。
リョウガ「ホントに大丈夫か?おいコハク、しっかりしろ~。」
やはりこの顔を間近で見たら驚くし、ショックを受けるよな。
※稜雅の顔は誰がどう見ても整っているが、稜雅自身は自分の顔は整っていないと思っている。
俺はコハクの肩を揺すったり、顔の前で手を振ったりしている。
するとコハクの表情がだんだん正常に戻ってきた。
コハク「ハッ!……私は一体何を…。」
リョウガ「やっと戻った。さぁ、続きをやるぞ。属性封印の制御道具は結構時間がかかるんだ。」
コハク「わかりました。(ホントになにがあったんだろう?)」
コハクは先程の上の空な感じとはうって変わって、どこか不思議そうな表情をしている。
リョウガ「ところで使う属性は何にしたんだ?」
コハク「はい、氷と全と混沌と幻にしました。」
リョウガ「特殊2つに希少2つか、まぁ大丈夫だろう。…創造魔法、セイブツール・クリエイト。」
俺はさっきとは違う魔法を発動させる。
そしてまた光が収束し、形を創っていく。
光が治まると今度は金製の腕輪が出来ていた。
リョウガ「できたな。その腕輪はさっきコハクが言った、氷、全、混沌、幻以外の属性を封印する道具だ。魔力制御の腕輪と同じで、才能ある奴とかなりの努力家以外には見えないようになっている。」
コハク「ありがとうございます。」
コハクはお礼を言い、腕輪を着ける。
コハク「稜雅さんはどの属性を使うんですか?」
リョウガ「俺は天体と宇宙、創造だな。」
コハク「創世属性ばっかりですね。そんなに多くて大丈夫ですか?」
リョウガ「大丈夫だ、なるべく格闘だけでやるつもりだからな。」
コハク「……なるほど。なら大丈夫ですね。(これをチートというのですかね?)」
リョウガ「さて、創るか。創造魔法、セイブツール・クリエイト。」
また光が収束し、形を創っていく。
光が治まるとやはりそこには金製の腕輪があった。
俺は何も言わず、腕輪を着けた。
リョウガ「よし、今日やることは終わった。さっさと寝て、明日の依頼に備えとけ。」
コハク「はい、ではおやすみなさい、稜雅さん。」
コハクはベッドに就く。
リョウガ「おい、お前の部屋は隣だ。さっさと戻れ。」
コハク「いいじゃないですかたまには。」
リョウガ「いつも入ってくるじゃないか。俺は早く寝たいんだ。」
コハク「そんなに私と寝るのは嫌なんですか?」
コハクは目を潤ませる。
リョウガ「嫌だ。わかったらさっさと戻れ。」
コハク「そんなぁ~。」
コハクは部屋を出ていく。
リョウガ「入ってこれないように結界張っておこう。」
俺は結界を張る。
こうして夜は更けていく。
