皆さん、こんにちは!進学アカデミーFUJI、代表の加藤です。
さて、今回は前回に引き続き「宿題」に関するお話
「宿題の進め方」について、お話します
「学校の宿題で2,3時間かかるので、塾の宿題ができません…」
生徒からこういった質問をよく受けることがあります
2,3時間というのはあくまで目安です。
要するに、
学校の宿題が多くて片付かないので塾の宿題まで手が回りません
ということです。
もちろん、気持ちは分かります
また、(本音か建前かはさておき)こういう生徒は少なくとも塾の宿題もしないといけないという意識はあるので、悪いことではありません
ただ、だからといって、学校の宿題をして終わり。
しかも、1回解いただけで、「間違えた問題を掘り下げ、もう一度解き直して、出来るようにする」ということがない。
そういうことであれば、考える必要があります。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、「学校の授業を受ける」のも「宿題をする」のも、学校のカリキュラムの一環であり、言うなれば「平均」でしかありません
①授業を受けても、宿題をしても分からなかったり、出来ないところがある。
②あるいは、志望校の学力が「平均」以上を求められる。
たとえばこのような場合には、プラスアルファの取り組みが必要となってきます
それは、たとえ「学校の宿題で2,3時間かかっていても」です
だとしたら、「さらに1,2時間、時間を増やして勉強しないといけないのか」と思われるかもしれません。
もちろん、その生徒の学年や時期的なこと等、いろんな状況にはよるので一概には言えません。
実際、平日でも1日4~5時間は必要という時期はあります。(受験期などですね)
ただ、勉強は仕事と同じで、時間は必要ですが、かといって時間さえかければいいというものでもありません
極論になりますが、分からない問題(漢字や英単語でもいいです)に1時間も2時間もかけたとして。
それだけかけた分の効果が得られるのであればいいんです
勉強にもある程度の粘りや努力は必要です。
ただ、それでもやはり限度はあります
分からないものは分からない
そんな場合は・・・
解答を上手に使いましょう
さっさと見切りをつけて、解答をのぞいてみればいいのです
ですが、気をつけなければいけないのは、「答えを覚える」のではないということです
覚えるのは答えではありません
問題の解き方であり、そもそもの捉え方や考え方です
ここさえ履き違えなければ、さっさと見切りをつけて解答を見てもかまいません
むしろ、解答を上手に使ってほしいと思っています
ですが、実際のところ「学校の宿題に2,3時間かかる」という生徒の多くは見切りをつけるのが上手ではありません‥
中には「自力で解けるまで解答を見てはいけない」と思い込んでいる生徒もいます。
真面目で良い子に多い気がします
そういう生徒に「見切りをつけて解答を参考にすればいいんだよ」と言うと、すごく驚いた表情をします
とくに初めて習う単元では、問題で聞かれたことに対してどのように答えればいいか分からないことが少なくありません。
数学で言えば、単位をつけて答えるのか、それとも「y=〇」の形で答えるのか。
証明の解答の書き出しはどうすればいいのか。
知らないのだから、考えても分かるわけありません。
それを考えて正しく答えられるなら、すでに天才です(でも、皆が皆そういうわけにはいきません。私もです)
ですので、各問題に対する解答のゴールイメージを持ってもらう
つまり、どう書けばいわゆる「解答」になるのか
それを知るには、模範解答をのぞくのが手っ取り早いのです
このように、多くの場合「学校の宿題は2,3時間かけるもの」ではありません
むしろ、「1時間か1時間半で終える」と予め制限時間を設定することが先なのです。
それ以上伸びるようなら、さっさと見切りをつけて解答を見てみる。
で、どうせ(あえて、「どうせ」という表現を使いますが)、学校の宿題を1回解いただけで全て自力で解けるようになる生徒など、ほとんどいません
学校の宿題を解き直し、あとは、塾のテキストで類題を繰り返す
ちなみに進学FUJIにはいろんなレベルのテキストが数多くそろっています
そうして、複数回繰り返す中で、出来るようにしていくものなのです
今回のまとめ ~「宿題」の進め方について~
今回の内容をまとめますね
①学校の宿題には必要以上に時間をかけないこと。
②解答を見たら、答えではなく、問題の捉え方や考え方、解き方を覚えること。
③解答を見た(=自分では解けなかった)問題には必ずチェックを入れておくこと。
そして自分の課題を認識しておくこと。
宿題を進めるには、①~③を守ることが効果的です。
進学アカデミーFUJIでは宿題のサポートも行っております。
ご興味のある方はぜひ