わがままなお客さんほど財産だ「比べる、羨ましがる、裁く心をどうするか」

こんにちは。
心の学校です。

「比べる、羨ましがる、裁く心をどうするか」シリーズ
『わがままなお客さんほど財産だ』です。

私がレストランを経営していたときに、
とてもうるさいお客さんがいました。

そのお客さんは、「ああでもない、こうでもない」と、
来るたびに文句ばかり言うのです。

でもよく考えてみると、そのお客さんは、
いつもかなり高い料理を注文するのです。

そして、かなり常連になってくれているのです。
うるさくて嫌だなと思いますが、しょっちゅう来るのです。

「なぜなんだろう ?」と、
そのとき考えました。

そして、ハタと気がついたことがあるのです。

「多分、そのお客さんは、ほかの店にいってもうるさいのだ」と。

私は内心、多少は腹が立っていましたが、
一応その人を受け入れていました。

これだけわがままな人だから、
受け入れてくれる人はあんまりいないだろうな・・・だから、

そのお客さんは心の中で私のことを「コイツは大したもんだ・・・」
と思っているはずなのです。

そういう面で、
とてもいい常連客になってくれたのです。

そもそも人間はわがままなのです。

だから、自分のわがままを叶えてくれる店が一番いいお店であり、
わがままを満足させてあげる人が一番いい人なのです。

お金を出すほうは、
いかに自分のわがままを叶えてくれるかなんです。

というふうに考えると、わがままなお客さんというのは、
大変な財産なのです。

もの凄く貴重な宝なのです。

本当は料理がまずいのに「ううん・・・美味しいですよ」
なんて言われたら、進歩しません。

「何だ、これは ! 」とお叱りをいただいたら、
「どこがお気に召しませんか ? 」と謙虚になってお客さんから教えてもらう。

そうすると、そこから進歩して、
店はどんどんよくなっていきます。

わがままなお客さんがいたら、
そこには商売のヒントがたくさん詰まっているのです。

「ここがまだ足りないのだから、早速見直してみよう」・・・そうやって、
素直に改善していけばいいのです。

「本当の自分」を見つけたいけれで、何をやっても
「自分探しの旅」に終止符を打てないあなたへ

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