7日はサークルの炉開きの日でした。

炉開きの日の道具組でよく言われる
「さんべ」

ふくべ炭斗
おりべ(織部)の香合
いんべ(伊部 備前焼の別称)の水指などで
さんべとすることが多いらしい

このお稽古場は炭点前はないので、炭点前以外のもので組んでみた。

初めに考えたのは備前耳付花入と織部茶碗、
六瓢中棗でさんべにしようかと。

姉弟子が持参してくれた花入が備前焼で形が瓢なので、伊部とふくべを兼ね、織部茶碗とのさんべに落ち着いた。

主菓子は、仙太郎の亥の子餅。

中置の設えを挟んで半年の風炉のシーズンを終え、この日からはがらっと変わって炉の点前と
なる。
毎度のことながら炉開きを迎えられたことを嬉しく思う。

①お軸は「清風萬里秋」花入は備前(伊部)の瓢、桜の照葉など

②朝鮮唐津水指に大内桐仕覆に包まれた出雲肩衝茶入

③仙太郎の亥の子餅

④柊の干菓子盆に森八の長生殿など

⑤織部茶碗と松竹梅の薄茶碗(茶人の正月とも言われる開炉なのでおめでたい柄の茶碗も出してみました)

⑥寄り付きに備前耳付の花入
照葉は南京ハゼ、根締めはサザンカ岩根絞。
温かい日だったので、朝はちょうどいい感じに膨らんでいた蕾がかなり開いていた。
紅白の椿の蕾を入れたかったが入手できなかったので、紅白の絞りのサザンカの一枝を代わりに。