13日は先生宅の初釜の稽古茶事で、
弟子数人で交代して、亭主や正客を務めた。

後座の長板濃茶点前は自主練の甲斐あってか、落ち着いてできた。

初座は正客役だったが、前もってだいたいセリフ(笑)は頭の中で想定していたものの、本席のお軸のお尋ねのタイミングなどが難しかった。

でも、なんとか流れはつかめてきた気がする。

お正月らしい華やかなお道具組で楽しかった。

着物は壺だれに四君子模様がちょっと個性的な、池田重子さんプロデュースの「夢工房」の訪問着。

紅絹のような裏がついていたり、花紋の五つ紋がついていたりと、クラシックな着物を現代にアレンジしたもので、お気に入り。

帯は能衣装のような段暈しの袋帯で、
これもお気に入りだが、久しぶり。

縮緬の染め帯などは、帯山が丸みをおびているのも優しい感じで好きだが、正装の袋帯の二重太鼓はまっすぐな帯山が好み。

仮紐を使ったり、長めの帯枕を使ったりといつもと同じように締めたつもりだが、後ろ姿の写真を見ると帯山がややカーブしている。

二重太鼓を締める機会も減って、″いつもの″感覚が戻っていないのかも。

今後はお稽古でも、感覚が鈍らないよう時々は二重太鼓を締めようかな(笑)