研究開発
~コア技術戦略~
①コア技術戦略とは
技術的には特定分野に集中し、その技術を応用して多様な製品展開、市場展開を図ろうというもの。
↳一般、独自技術による競争優位性の構築と、市場/顧客ニーズへの柔軟な対応の間にはトレードオフの関係である。
↳市場環境の変化には対応できない場面も出ている。逆に市場の動向に合わせて、多様な技術や製品の開発に取り組めば、独自技術で真の優位性をもつことは難しい。
↳このようなトレードオフの関係にある2つの成長要件を満たすための戦略。
用語
トレードオフ
一方を強めればもう一方を犠牲にせざるを得ない関係。
一般的に両立をすることは難しいが、両立する事が出来れば他には真似できない強みが構築できる。
図1 コア技術戦略
●独自技術による競争優位性の構築 ⇔ ●市場/顧客ニーズへの柔軟な対応
※トレードオフな関係(両立は難しい)
この2つの両立なくして、本当の競争優位性を築くことはできない
↳2つを満たしながら成長する戦略を「コア技術戦略」という。
図2 コア技術戦略のメリット
- 自社が得意としている技術
- 高い競争力を有する技術
- 競合他社に真似されにくい技術
- 継続的に商品を生み出せる技術
- 適用領域の広い技術