「金はいらない」

お菓子を手渡し、自転車で立ち去るときに

紙芝居のおじさんのわたくしに対する言葉だった。

 

引っ越した矢先

わたくしの境遇を聞いて手招いていただいてからの

笑顔いっぱいでの毎回毎回の言葉だった。

毎回、その音声がいつまでも耳に残った。

 

わたくしは母の入院する病院に毎日通うことになって

紙芝居のおじさんとお別れになってしまった。

 

わたくしにとって

その言葉を思い出す度に様々な思いが巡った。

母にそのことを話すと恩返しをしなきゃねと言った。

 

小学生の4年生で聖書を学んだ。

そして、金銭欲を戒める言葉があるのを知った。

 

「かねはいらない」はわたくしの大切な言葉です。

わたくしの「共生社会」の夢の原点です。