転居して間もなく
小学校にも入らない幼いわたくしに
友人もでき広場で遊ぶようになった。
毎日紙芝居のおじさんが来る広場だった。
おじさんが来ると遊びを一斉にやめ
おじさんの自転車の前に集まる。
わたくしはお小遣いを持たないのでひとりその場を離れた。
一緒に遊んでいた友人にわたくしのことを聞いたのか
わたくしに声をかけると前に座れと手招きし飴を手渡してくれた。
お化けの紙芝居などが終わるとお金はいらないからこれからも見ればいいと言い、母の病状を心配してくれた。
それから毎回母の病状を聞かれ、煎餅や飴などいただくことになった。