さくら、さくら ひらりと陽光のなかで やさしく舞った
ひらり、ひらり、私の顔をひとひらずつのさくらがなでた。
あたたかい光の中で
ひらり、ひらり、 ひらひら、 ひらひら
散ったあとには緑が芽吹く。
さわさわ、さわさわ、季節は新緑の季節に近づいた。
光、ひかり
暖かさが増す季節。 きらきら、きらきら、 こぼれる光に目を細める
かばうようにやさしく影をつくってくれた、あなた。
暗い影ではなく心地のよいひんやりとした影
私を守る日陰
さわさわ、さわさわ 緑がゆれる
その中であなたの存在を知る。
愛情を知る。
新緑が新しい季節、輝かしいせつなさをわたしたちに導く。
さわ、さわ
これからはじまる。
それがどんな名前かもまだ知らない。
新緑の匂いが心地よくこころに響く。
