気持ちいいから

湖のほとりで座って

水面をみてる


湖畔から吹く
風はひんやりしていて

さわさわ、さわさわ

木が夏の終わりを
告げる


きらきら輝く水面

とまどうように揺れる水面

似たものをどこかで見た気がする


あっ……


気がついた


彼の瞳の中にみたことがある


いつも 穏やかだけど

揺れることもない

頭のいい人


でも よくみれば

つぶらな瞳の中が


キラキラ


ゆらゆら


誰にも分からないようにさざ波たっていた


あの瞳と一緒だ。


ひそかに見とれてた


だから



いつまでも見ていたいんだね。



ママにいらっしゃい、寒いから帰るわよって

いわれても。