波打ち際に 夜の海を歩く

暗闇に打ち返す波の音だけ

ほのかに波の向こうが青く光る

そんなはずはないのに
真っ暗な海は

引きずられるような恐怖を覚える

はず

だけれど

そのほのかな発光に
心落ち着く

打ち返す波の音も

安らぎをわたしの胸にやどす

このまま歩いていよう

なにも

だれの存在も感じず

このわたしだけの空間に身を委ねよう

誰も存在しない

在ることも頭をかすめない

完全なる自由の海


わたしだけの世界

完全なる自由の世界

或るのは ただわたし

わたしの存在だけ

宇宙と繋がる

瞬間で永遠なる間隔