二階建て木造のこじんまりした洋館
わたしはその二階の部屋で 窓から外をみてる
ふいに あいてるドアの向こうに人の気配がした
「あ」
お互いつぶやく
廊下をとおりすぎようとした「彼」もわたしに気がついたみたい
おいでよ、と手招きをした。
彼は 無言で入ってくる 表情は普通すぎて、別になにも読み取れない。
「ねぇ 見てよ あそこに 鳥がとまってるの」
そう窓の外の青々と輝く樹にとまってる可愛い茶色の鳥を指差した
「あ、ほんとだ………………」
それだけで彼はわたしに話しかけてこない
可愛いでしょ?というと、また うん…ほんと………
ひとこと返すだけ
ふと眼下に背の高い男の人がみえた
「あ、みてみて彼よ」
ほんとだ、と三度目のおなじ応えをきいたが早いか
わたしはこそっと彼に
「早く!よんでみなよ」
「あぁ……?」若干面くらいながら おーい、と彼が呼び掛けた瞬間、
わたしは彼の袖を引っ張って そのまま二人で かがみこんだ
わたしはくすくす笑って「ね、ね みてる?」
彼がそっと頭だけだして「みてる みてる………」
わたしがくすくすっと笑うとやっと彼が笑った
「も 一回呼んで見よっ」
おーい、とわたしがこっそり 下によびかけてまた、隠れる
「わかるかな?」
「分かんない…」
二人して 笑いをかみ殺すように ふふふと笑い出す
わたしがにこにこして笑うと彼も おかしさと 顕れた素直さで
にっこりわたしにほほ笑む
ついには堪え切れずに笑い出す
なにもかも打ち明けたみたいな
なんにも悩みのない笑い
ねぇ これが 永遠だったらいいのにね
わたしがどんなに好きか知ってるかな
さわさわと風が新芽をゆらす
君にはさわやかな五月が似合う
わたしたちにしあわせな時間を風が運んでくれる
わたしのそばをはなれちゃダメだよ。
そんなことは まだ、
いえない。
わたしだけの秘密。
軽やかな笑い声だけが、いま たしかな愛情。
わたしはその二階の部屋で 窓から外をみてる
ふいに あいてるドアの向こうに人の気配がした
「あ」
お互いつぶやく
廊下をとおりすぎようとした「彼」もわたしに気がついたみたい
おいでよ、と手招きをした。
彼は 無言で入ってくる 表情は普通すぎて、別になにも読み取れない。
「ねぇ 見てよ あそこに 鳥がとまってるの」
そう窓の外の青々と輝く樹にとまってる可愛い茶色の鳥を指差した
「あ、ほんとだ………………」
それだけで彼はわたしに話しかけてこない
可愛いでしょ?というと、また うん…ほんと………
ひとこと返すだけ
ふと眼下に背の高い男の人がみえた
「あ、みてみて彼よ」
ほんとだ、と三度目のおなじ応えをきいたが早いか
わたしはこそっと彼に
「早く!よんでみなよ」
「あぁ……?」若干面くらいながら おーい、と彼が呼び掛けた瞬間、
わたしは彼の袖を引っ張って そのまま二人で かがみこんだ
わたしはくすくす笑って「ね、ね みてる?」
彼がそっと頭だけだして「みてる みてる………」
わたしがくすくすっと笑うとやっと彼が笑った
「も 一回呼んで見よっ」
おーい、とわたしがこっそり 下によびかけてまた、隠れる
「わかるかな?」
「分かんない…」
二人して 笑いをかみ殺すように ふふふと笑い出す
わたしがにこにこして笑うと彼も おかしさと 顕れた素直さで
にっこりわたしにほほ笑む
ついには堪え切れずに笑い出す
なにもかも打ち明けたみたいな
なんにも悩みのない笑い
ねぇ これが 永遠だったらいいのにね
わたしがどんなに好きか知ってるかな
さわさわと風が新芽をゆらす
君にはさわやかな五月が似合う
わたしたちにしあわせな時間を風が運んでくれる
わたしのそばをはなれちゃダメだよ。
そんなことは まだ、
いえない。
わたしだけの秘密。
軽やかな笑い声だけが、いま たしかな愛情。
