ひたすらに まっていたら


ふと 時計の針の音が 耳にとまった



時を刻むもの。 周りの木目の壁が しなやかに黒く光る 



足元のくつも 昔ママに買ってもらった。



でも パパももういない。




ふと自分が大人になったときのことを考えた。  多分大人になったら もっているのは ぬいぐるみじゃなくて


なにか別のものを手にするんだろう



大人になるということは…



わかりそうで、   わからなくて、  多分不安な自分を抱きしめる




刻む音がつげるのは 時間だけじゃない



子供なりに ひんやりと汗をかいた







分からない   大きな広い なにか   大きな世界



その扉をノックできても あけることができるのはまだ先



そうして   キイッと 目の前のドアが開いた。



ママじゃない



知らない誰か。



★★



これはいまかいた。