私とほぼ同時期に入った男メンバーで、OGりんという人がいた。
彼は、一時期連盟に身を置き東京で頑張っていたが、残念ながらプロとしての芽が出ずにこちらに帰ってきたという過去があった。
MTさんの古くからの知り合いでもある彼は、その麻雀をとても馬鹿にされていた。
OGりんは、彼の話を聞いている分には麻雀に関する知識量が凄まじく、言っていることにもとても説得力がある。
が、彼の打つ姿を目の当たりにすると、その説得力もたちまち失せてしまう。
他店と比べても弱いと言われているうちのお店の客相手にも、彼はメンバーアウトを月トータルでほとんどプラスに出来ることはなかった。
MTさんが言うには、
「確かに知識はあるけれど、実戦でそれを引き出せないんだよ。」
ということだった。
OGりんは、
「メンバーとしての本走だと麻雀に集中が出来ないから勝てないんだよ!」
という言い訳をしていた。
が、MTさんい言わせれば、普通のセットの際でも、たとえば
「誰かが『リーチ』といえばもうその人の河しか目に入らなくなって、危険牌を押してる親に気づかずにインパチ刺さったり」
するらしい。
確かにそれでは、「仕事上集中できないせい」というのは苦しい言い訳に思える。
OGりんは女の子のメンバーからも馬鹿にされるようになり、褒められることといえば
洗牌のスピードと、打牌スピードくらいのものだった。
しかしそんなOGりんも、今じゃちょっとした有名麻雀ブロガーらしい。
あれだけの知識量があれば、文才があればいい感じにまとめられるだろうし。
でも、やはり会うといまだに彼はみんなに馬鹿にされてる気がするよ。
OGりんが優しいから、いじられキャラになっちゃったんだろうけどね。