※ネタバレ注意です!駄目な方は読まないほうが良いです!(>_<)※
「…前に話したろう…?大切な存在-ヒト-…彼女への想いを自覚する事で嘉月を演じ切る事が出来た」
「俺は今、今後の自分にとって、分岐点となる、必ずやり遂げなければならない重要な役を演じている。それは嘉月の時よりも自身の心と戦う事が多くて……覚悟は決めたんだ。本当に大事な物の為に……」
大きく息を吐き、吸う。
「だけど、想像していた、以上に……やはり撮影が進むにつれ、その役の重さに…」
人を傷つける時の感触 あの手応え
傷つけられた人の怯える表情
驚愕 悲鳴 罵声と怒号
脳裏に焼き付いて
引き剥がしたくても 剥がし切れない
そして…剥がしてはいけない
【B・J】を演じる事はそれらを思い出す事。
忘れてはいけない俺の罪に心は常に揺さ振られる。
心の無いはずの【B・J】に魂を替えて演じ抜く、その為に--
「耐え抜く、支えが欲しいと思ってしまうんだ」
そして求めてしまう。社長が最強の魔除けと言った、彼女の心を。
こんなにも罪深い俺が。
「…………君の」
と、鶏の着ぐるみ姿の【ブライアン】-彼をそう呼ぶ事にした-は、口を開いた。 また俺は彼に相談してしまっている。
彼は神妙な顔?で黙って聴いてくれていた。
何故だろうか。彼とは初対面の時から他人の様な気がしない。懐かしさすら覚える。
聞かされた内容のせいだろうか?彼のいつもの明るい口調が幾分沈んで聞こえる。彼は言った
「君の想い人は、………心の支えにならないのかい?」
つづく☆
二次なのに鬱な展開ですみません…
しずか☆