試練の一週間の始まり。(9/24 18:00~) | 痔主のぼやき。(肛門科 札幌いしやま病院 入院 手術 内痔核 肛門周囲膿瘍 ジオン シートン)

痔主のぼやき。(肛門科 札幌いしやま病院 入院 手術 内痔核 肛門周囲膿瘍 ジオン シートン)

痔の人って多いみたいで、種類もさまざま。痔のことなんてよくわからん!そんな方々に自分の症状や手術、入院体験を見てもらって少しでも不安を取り除いてもらえればと思ってブログに残しておこうと思いました。

15:00
朝からのツラさで
手術室から戻って来たあとは眠ったように死んだ…
じゃなく、死んだように眠っていた。
カミサン付き添ってくれてるけど、まるっきり会話などできず、死んだように眠った。
死ぬかと思ったとか言うやつにかぎってピンピンしてるのが世の中の面白いとこなんですが(笑)


18:00
腰椎麻酔が切れてきて、なんだか肛門の辺りの腫れぼったと全身の倦怠感が。
肛門の痛さに負けないくらいの気だるさ。
熱を測ってみる。
38度後半だったはず。

この頃から左手の甲に刺さってる点滴がじんわり痛くなってくる。
そんなこと気にならないほどの熱によるダルさが続く。

ツラいから寝ようとしても、寝つけない。
10分、20分おきに目が覚める
ツラくて、うなる。

19:00
熱を測ってみる。

40.2度!!!!!!!!!!

9月も終わろうとしてるのに、
私のからだは今年一番の最高気温?を記録しました。
おそらく観測史上二番目の…
まあいいや(笑)

何が痛くて何がツラいのかも自分でわからず
とりあえず寝てる。

そのうち
点滴部分の痛みが増してくる。
でもしばらくは目を閉じて我慢する。
目を開けてても具合が悪いので。

で、更に
頭をかきむしるくらいの痛みが点滴の手の甲に。

幻覚で痛いのか
実際に痛いのか考える。

冷静に考えようとすると、
いままで高熱でボーッとしていたのが
考えようとする力で
頭がスッキリしてくる。
へんなものだ。



1度スッキリとしたような感覚から、
からだのどこがはじめに痛く感じるかを考えた。

すぐに手の甲の痛みが気になる。
手首のくるぶしみたい骨の出っ張りの周りが痛い。
点滴は落ちていってる。
でも痛さは間違いなくひどい痛みだ。

肛門も焼けるように痛いが、
具合も悪いが、
手首はおかしなぐらい痛いと結論づける。

ナースコールして、点滴痛いって伝えました。
点滴なんて、いつも失敗されたりして痛いとか思ったことないけど、今回はツラい。

点滴まだ少し残っているけど外してもらう。
朝、手術室でつけてもらってから約半日刺さってて。

外してもらうときに触られるのも激痛。
足でいうとこのスネの部分も軽くぽこぽこしてきた。
くるぶしの周りはむくんだ感じ。
5本の指の付け根の関節もむくんだ感じ。

きっと、点滴が血管に入っていながら
少しずつ漏れていたんじゃないかなぁ。

結果、この腕はこのあと5日ほど痛みが残ることになりました。

痛みに慣れていたのと、
どこからかが危険なのか判断できないくらいの高熱とが重なり、なんだか自分で自分をツラくする原因をつくったんだなって後悔しながら
高熱にうなされつつ翌日へ。


9月25日(水)

深夜1:00
熱は39度前半。
もちろんだるい。
頭が痛い。

麻酔かけたり、造影剤いれたり、
脊髄にブロック注射したりすると、
必ず高熱がでる。

手術でツラいと思ったことはないが、
いつも術後はこうだ。

今回は、1日に2回も
局所麻酔的な簡単な麻酔でなくて、
それなりに大規模な麻酔をしたからこんだけひどいんだな。
と自分に言い聞かせ、

寝ては起きて

水分とって

また寝ては起きて

熱を測って


を繰り返す。


8:00 朝食
昨日の朝たべてから丸1日。
でも具合が悪くて力が出ない。
食べずに寝る。

9:00 回診
だけど、私は別メニューで理事長が診察してくれるため回診はスルー。

この頃から便意をもよおす。
よくかんがえると、おなかにガスがたまってるのか、
おなかも膨れていてツラいことがわかる。

まあ、いまとなっては屁にもならんツラさだ。
うん、屁も出てないことに気付く。

10:00頃
理事長が来て診察。
理事長は忙しい合間の都合をみて来てくれるので
いつも突然あらわれる。

お尻を見て、
『うーん、明日のあさもう一回見せてくださいね。』
『明日見てみてもしかしたらもう一回キレイに切ったほういいかなー?』
『ちょっと遠慮しちゃったからなー』


肛門周囲膿瘍の位置が
すこし奥のほうだったんですね。
で、理事長は
私のお尻に大きなキズを作らずに
早く良くなるのを優先して時間をかけて手術してくれたみたいです。
それが理事長の
『ちょっと遠慮しちゃったからなー』
の言葉だと思います。
なんとなく口調から想像するに
手術でキレイに膿を出しても多分うまく腫れがひいてなくての言葉だったんだろうと。

お尻は昨日よりは数段楽ですが、
理事長の診察のあと触ってみるとまだ患部は熱をもってたので勝手に推測。

先週スマホで調べた知識で満載のあたまで
いろいろ推測。

多分明日、キズガバッとひらくな、こりゃ
というとこまで予想をたてた。


11:00
オシッコをしにトイレへ。
立ってオシッコ出し始めたとたん、
りきんでないのに便も漏れる。
ガーゼを肛門周囲につめるようにあてているので
今まで肛門を自由にひらけなかったから
おならも出せず、便意はあっても出せなかったんだ!

ガーゼの中に、チョコレートを溶かしたようなウンコ。
オシッコ我慢してたから、オシッコ優先。
がーぜからあふれそうなので、大股開きでオシッコ優先。
オシッコか!チョコか!
オシッコか!チョコか!

わずかに外、チョコレートが体制有利か?

競馬かっっ??

オシッコ終わる頃には
お尻に貼ってあるガーゼパット(ナプキンくらいの大きさ)から少し漏れて、T字帯からあふれる始末。

かなりお尻きゅっとしめてたけど
チョコレートフォンデュには勝てませんでした。

汚れたものを汚物入れにいれ、
便座に座り、ゆっくり残りのチョコフォンデュを出しました。

ガーゼで肛門圧迫するくらい押さえてるときは
肛門ゆるめたり閉じたりの自由がきかないので、
おならしたいのに出せないときは
迷わず看護師に伝えてガーゼずらしてもらうことをオススメします。
てんやわんやになります。


こんな楽しいイベントの後も
熱は高い。
12:00の昼食もスルー。


つづく。