「雪が降っているよ・・・」窓から眺める。

初雪をこの二三日待っていた・・・

静かに街を白く覆い、深深と降る音が聞こえそうに雪は降っていた。

 

外に出るとみぞれ交じりのしっかりした雪は、一寸得意げに降っている感じだ。

私は笑顔でしばし眺めた・・・プランターに薄く積もった雪は

「みて、見て初雪よ」と私に語りかけた気がした。

余りの寒さに「又後でね!」と家に逃げ込んだ。

午後にも時折風に舞っていたようだが、プランターの雪はすっかり消えていた・・・

 

子供の頃から(きっとみんなそうだ)冬になると雪の日を待った。

車のない時代の道路はこんな日、子供の格好の遊びがだった。

そんな私達の様子に「子犬と一緒だ!」と大人が笑ったのを思い出す。

しかし、衣服を降らすと大変だった。エアコンもストーブも無い。

火鉢が唯一の暖房器具で、簡単には乾かなかった。

雪が降っても子供ながら、気をつけて遊んだことを思い出す。

 

小学校の五年生の冬、先生が雪の日の体育の時間に「雪合戦や!」と叫んだ。

銘々、誰彼無く雪玉を投げ合った。

十人以上の生徒が、職員室のストーブの前に集まって、冷たい手足を温めた。

温和しい生徒達は適当にサボったようで、職員室にいたのはやんちゃな生徒だった笑

その中に私もいた・・・今でも思い出すのだから、楽しかったに違いないニヤリ