サッカー、我がチェルシーFCの話です。
2013-14シーズンも終盤戦に突入しました。
イングランド・プレミアリーグでは、2位につけていますが、取りこぼしが多くて、
優勝はかなり厳しいだろうと思っております。安定感があまりないんだよなあ。
やはり若い選手が多いから、仕方がないのか。
しか~し、UEFAチャンピオンズリーグなら、優勝の可能性はまだ残っている!
現在ベスト8に残っております。
で、本日の試合、準々決勝の第2戦、ホームでの対パリ・サンジェルマン戦を迎えました。
インターネットの無料ストリームで午前3時半から、連日の激務でフラフラの頭を
チョコレートを頬張りつつ、生中継を観戦しておりました。
<UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦:4/8>
チェルシーFC 2-0 パリ・サンジェルマン
得点者(どちらもチェルシー):
シュルレ(32分)、デンバ・バ(87分)
第1戦をアウェイで1-3で落としていたにも関わらず、なぜだかわかりませんが、
最初からこのまま敗退するようには全く思えなかったのです。
相手チームのエース、イブラヒモビッチが欠場していなければ、また話は別だったのかも・・・
でも、今日はそういう匂いが全然しませんでした。
序盤から、無理にボールを保持するでも、無理に守る(1点取られると3点必要でキツい)でもない
微妙なバランスの良さがありました。
こちらは、テリーやケイヒルの高さも攻撃の武器であり、彼らが攻め上がって、
DFラインに戻るのにかなり時間が掛かる時があります。でも、その場合には、
しっかりとダビド・ルイスが一列下げて、カバーに入っていて(きっと細かい約束事があったはず)
中央突破をされる、ということがほとんどありませんでした。
ただ、アザールが負傷交代した時は、ちょっと嫌な感じでしたが。
でも同時に、その交代で入るのがシュルレなので、めっちゃ期待もしました。
(彼は、相当にいい選手だと私は思うので)
そしたら、インターネットストリーミングが偶然途切れてしまった時に、そのシュルレが先制点!
(なんてこった!笑)
逆に点を取られる気配がほとんどなかったので、あと1点取れば、勝ち抜けなので、
もうそこからは、PCの画面の前で絶叫してました(笑)。
相手は、なぜ攻めてこなかったのか・・・というのがよくわかりませんでしたが
(サンジェルマンは、4-3-3のフォーメーション・・・中央MF+前列の3人で中央突破すれば、
何とか1点取れたのではないかと思うのです。前述のように、テリーやケイヒルは点を取るために
時々持ち場を離れていたのだから、そこに一人残しておいて、カウンターを狙い続ければ良かったと
思うけれど、まったくその手の動きがなかった。元DFのブラン監督の限界か???)
こちらが、もう1点取るのは、時間の問題だという確信がありましたね。
ただ、バーに何度も当てていただから、怖かったのですが(苦笑)。
そうしたら、モウリーニョ監督は、なんとFWを3人並列する人事、いや采配をふるいます。
(人事って、私、職業病ですかね。爆笑)
この3人(エトー、トーレス、デンバ・バ)が一緒にプレーしたことってあったっけ?とも思いましたが
案外(というより、モウ監督は織り込み済みだったのでしょうが)、面白いように機能してましたね、
この3人の並び。
こんなこともできるんだなあ・・・と我がチームながら、関心しきりでした。
そして、3人が揃った5分後、追加点が生まれた、と。
「結構ムリクリシュートを打ったな、おいセザル!」的なところはありましたが、密集してましたから、
アスピリクエタがシュートを選択したのはある種理に適った行動だったと言えましょう。
それが功を奏して、相手選手に当たってこぼれたボールは、デンバ・バの目前へ。
そして、それを押し込んで、追加点。素晴らしい。このまま行けば勝ち抜け決定。
ただね、この場面で特筆すべきはですね、デンバ・バのシュート後の体勢だと思います。
普通、シュートを打ったら、もうあとは誰にぶつかろうが、お構いなしですよね。
それで衝突して怪我をしてしまうこともしばしばなワケです。
しかし、デンバ・バは微妙に踏ん張って相手GKとの衝突を避けたように見えるのです。
ナイスフェアプレーだと思いました。
さあ、これで、あと7分守りきれれば(残り3分プラス、追加4分・・・それくらいはあると予想しました)
と思ったら、喜ぶこちらの選手の傍らでモウ監督が必死に幾人かの選手の耳元で話しかけてます。
何のことやら・・・とその時はわかりませんでしたが、なんと、残り時間のマークの指示に行ったとか。
「この監督、敵の監督でなくて良かったわ・・・」
と心底思いました。普通、舞い上がってしまって指示なんて出すの忘れるでしょ。
そこを次のプランの指示を出すとか、凄過ぎます。
(こういう人が社長だったら、会社は間違いなく成功しますね)
そして最後の7分は、相手も押し込んできましたが、そこはこちらの鉄壁の守りで凌ぎ切って、
2-0で勝利。やった~!
アウェイゴール差ではあったけれど、準決勝進出です。
マドリーやバイエルンとかマンUとか、相手も強いですが(ヤオサ、もといバルサは目じゃない)、
ぜひ2年ぶりの優勝を期待しています。
そう「期待」・・・モウ監督が戻ってきてから、この期待感、つまり「ワクワク感」が絶えません。
本当に何かしら良いことを運んでくれるのではないかと、ワクワクさせてくれていると思うのです。
これだけワクワク感を持たせてくれる人、いますかね?
贔屓のチームが勝った喜びはもちろん大いにあるのですが、
同時に、自分自身だって、誰かに「ワクワク感を与えられる存在」でありたいと、ちょっと覚めた
気分にもさせてくれる、我がチェルシーFCの勝利でした。
さあ、明日の夜はバイエルンvsマンU戦ですね。
バイエルンも昔から好きなチームだけど(ヘップが来て彼らのプレーがつまらなくなった!
やっぱり「ドイツの」チームであって欲しい)、マンUを応援しますよ。
それは英国のチームというだけじゃなくて、
やっぱりマンUは強くて尊敬と畏怖に値するチームであって欲しい のです。
(昨年と今年のマンUにはそういう凄みはあまりない)
バトル・オブ・ブリテンを見たいというのもあるし、そろそろ「モスクワの屈辱」の借りも返さないとね!