
私は愛派!
これ↓をBGMとして聞きつつ読んでいただけたら。
(お時間ある方は、YouTubeの画面に歌詞も出るから読んでみて!)
はい、ビートルズの『All you need is love(愛こそはすべて)』です。
「そのままやないの」って?
はい、そのままです(笑)。
愛のほうが、お金なんかより遥かに大事だもんね、私にとっては。
お金は何とかなるもんだけど、愛は簡単に手に入らないし。
震災以降「絆」なんて言葉が大はやりなようですが、
年を取ってくると、特にそういった理由が無くとも、日本人はそれを求めるらしい。
(まあ、日本人に限らないかも知れないが)
「同窓会」とかそんな感じのもので。
私の周辺でも、昔のつながりを再び取り戻したいと思っている人が多いのか、
そういうお誘いが結構あります。
でも、その人達とは長く連絡など取ってもいなかったし、
若い頃は、彼等は私にエライ冷たい態度を取ってたんだけどね。
年取ったら、そういうのも忘れて、懐かしさだけが都合よく残るのかな???
こっちは、冷たい態度のほうをよく覚えているから、応じる気になど全くなれないけれど。
じゃあ、ここでもう一曲どうぞ。
ぜひクリック↓して聴いてね(歌詞も画面にでるから、読んでみてください)。
ジョン・レノンの『Nobody loves you』でした。
この曲聴いてたら、ホントに「アイタタ・・・」って心が痛みますよ。
この曲で彼が言いたかったであろうことは、
冒頭のワンフレーズと、最後のワンフレーズに集約されていると思います。
冒頭で、
Nobody loves you when you're down and out
(落ち込んでいる時に誰も愛してくれない)
最後で、
Everybody loves you when you're six foot in the ground
(あなたが地面下6フィートにいる時に、みんなが愛してくれる)
と歌われています。
(地面下6フィートの意味?それは「埋葬された時」ってことです)
38年前の歌だけど、今でも立派に通用しますよ。
「当たり前のようにそこに存在する時には、だれも真剣に関心を持ってくれない。
でも、いざいなくなると悲しい」
ほら、我々が毎日やっていることじゃないですか!
これと、さっきの同窓会とか「絆」の話って、根本が同じなんです。
要は、普段から大事にしてればいいものを、その時は無関心もしくはぞんざいに扱っていて
それが手から零れ落ちたら、もしくは無くなる手前になって急に大事にしましょうなんて
言われてもねェ・・・
私はそういうのがイヤだ。
だから、お金よりも愛のほうが大事。
普段からそう思ってるし、それをわかってくれる人が友達であればそれで十分。
しかし今、日本で流行りの「絆」とか「なんちゃらネットワーク」なんて、
どれも自分が経済的苦境に立ってから、「お互い助け合いましょう」なんて
言っているようにしか、私には見えない。
普段から節度を持って、バランスよく生きていれば、そんなこと慌てて言う必要なんかないのに。
それで「広く浅く」の人付き合いしたって、ホントに困った時に助けてくれるのかしらん???
また、日本じゃ「親の死に目に会えない」のでも勤労奉仕するのが美徳だろうけど、
そんなの私からすれば、
「じゃあ、何のために生きてるのさ?」
って思えるけどね。
助け合いって言うんなら、そういう時こそ
「親御さんのそばに居なよ。仕事は残ってるモンでやっとくから」
というのが本当の「愛」だと思うけどな。
欧米でも、開発途上国でも、まず家族、そして友達が優先。
仕事とかなんて二の次。
週に1千万ユーロ稼ぐサッカー選手でさえ、
奥さんの出産、子供の病気、親の看病などのために、試合を欠場する。
(アイルランドのサッカー選手で、末期ガンの父親の看病のために
ヨーロッパ選手権へのメンバー入りを辞退した選手がいるくらいだ)
そして、それに対して誰も文句など言わない。
それが、当たり前だと思ってるから。
でも、それこそが、普通に「ヒューマニティ」(人道、人間愛)だったりするんじゃないのかな?
そういうのを総合して見ると、日本人は何でも「経済」優先。
経済のためには人間ばかりか国土も壊そうとしてる(原発がいい例)。
それで、あとから「原発反対」なんて言っても遅いよ。
それこそ、
Everybody loves you when you're six foot in the ground
(あなたが地面下6フィートにいる時に、みんなが愛してくれる)
ってことなんじゃないの???
私は経済産業大臣からライセンスをもらってる人間だけど、
ここだけはハッキリしておこう。
「経済は、人間の基本的人権に基づく生活の下位にしか存在しない」
とね。
だから、「愛」のほうがお金より、便利な生活よりも大事だと思うんですけどね。
この国でそういうと白い目で見られますがね(苦笑)。
たぶん、私も、6フィート下に潜った時に、
「ああ、Tadの言ってたことは正しかったんだなあ・・・あの毒舌が懐かしいなあ」
なんて言われるタイプの人間なんだろうね、きっと(爆笑)。
