目先の仕事のこと、少し遠い将来のことを考えていると、
「お先真っ暗」とまではいかずとも、
プレッシャーに押し潰されそうになることがある。
そんな時、
「あ~、明日のことなど何も考えずに、ボ~ッとミルクティーすすりながら
音楽聴いていられたら、どんなに幸せだろう」
って思ったりします。
今日も丸一日、明日の大事な仕事のための準備をしていて、しばしばそういう気分に。
かと言って、現実逃避など出来るわけもありませんから、
せめて耳や心象風景だけでも逃避させてやりたいと思いまして、
ひたすらエンヤのCDを聴きながら、アイルランドに想いを馳せておりました。
(ぜひ↓クリックして聴いてみて!)
Enyaの実質的デビューアルバム『ザ・ケルツ(The Celts)』より、"I want tomorrow"。
(BBCのTV番組のサウンドトラック)
この曲、大好きなんですよ。
もう一丁。デビューアルバム『Watermark(ウォーターマーク)』より"Exile"。
これも、病み付きになるよなあ。
(とりわけエンヤは売れる前の荒削りな時代のものが素晴らしい)
これらを聴いていると、言葉にならない感情が湧いて来ます。
何だろう、「懐かしい」とか、そういうありふれた言葉で表現されるものではなくて、
自分の「芯」がそこから出て来たかのような、
(「魂」というと言い過ぎかもしれないが、「核」と言ってもいいかな)
そんな感じになります。
以前、アイルランドに住んだことのある友達と話をした時に、
(その時私は英国在住中。話し相手はアイルランドに住んでいて、後に別の国へ移住)
"I want to come back to Ireland."
と言ったらしい。私は特に意識もせず、"back"をつけて話したらしい。
「"come back"って、お前よっぽどアイルランド好きなんだな~」
って感心されたことがあります。
多分そうなのでしょう。
アイルランドには「行く」というより「帰る」という感情に近いものがあるから。
2008年夏に友人Johnの結婚式で訪れて以来「帰って」いないし、
次が何時になるかもわからない。
それでも、自分の心を逃避させてやる場所はアイルランドなのだろう・・・。
金融危機なんてクソくらえだっての!(笑)
そんなの関係なく、何度でも「帰り」たい。
