それで「今月の一枚」のコーナー、やっぱり月末になってしまった~(笑)。
でも、今月は言い訳したいっ!
もし事故に遭ってなかったら、その週末に書き上がる予定だったのだから・・・。
「来月分(=8月分)はもう決まっている」って宣言してたくらいだから。
その「決まっていた」のはコチラ↓。
シルク・ディグリーズ(エクスパンディッド・エディション)/ボズ・スキャッグス

¥1,785
Amazon.co.jp
はい、私の世代でも知ってる方がどれだけいらっしゃるかなってくらい、
ビミョーな古さの(笑)、ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)。
その彼の出世作となったアルバム『シルク・ディグリーズ(Silk Degrees)』を聴いております。
1976年発表。
「何でまた、そんな中途半端に古いのを?」
といわれると困っちゃいますが、それでもアラフォーの方で洋楽をお好きな方は
結構ご存じなのではないかと思います。
それは、こちら↓の曲ゆえに(クリックして聴きながら続きを読んでいただければ幸いです)。
多分、ボズ・スキャッグスの曲の中で最も知られているであろう、
「ウィアー・オール・アローン(We're all alone)」です。
「おお、懐かしい」と思われた方、多いんじゃないでしょうか。
そう、私が十分に享受できることなく過ぎ去ったバブル期に(笑。ちょっとだけ若過ぎた)、
沢山のメロウなポップス音楽がアメリカから輸入されました。
それが、AOR(Adult Oriented Rock)とかAC(Adult Contemporary)といったジャンルの音楽です。
その代表曲の一つがこの「ウィアー・オール・アローン」ではないでしょうか。
ボビー・コールドウェル(Bobby Caldwell)の「ハート・オブ・マイン(Heart of mine)」
などもそうですね(パーラメントのCMで有名なやつ。ちなみにボズも同曲をカバーしてます)。
当時背伸びして音楽を聴いていた(笑)私も当然のように英語や外国への憧れと相まって
この当たりはとてもよく聴きました。
ボビー・コールドウェルなんて大半のCD持ってるもんね。
じゃあ、何故に今更この『Silk Degrees』を聴くことにしたのかと言いますと・・・
前にもどっかで書いたかもしれませんが、学生時分は経済的にCDなんてそう簡単に買えるものでは
なかったから、大抵は貸レコード店(今のお若い方は、その存在すらご存じないかも)へ行って
レコードを借り、それをカセットテープに吹き込んで、ウォークマンで聴いていたワケです。
しかし、そのカセットテープ達、20代中盤からの海外生活で散逸。
ついでにカセットデッキ自体も今は所有していません。
そういう時に限って無性に聴きたくなるものです(笑)。
ならばCD買うか・・・となった次第で。
ですが、この『Silk Degrees』のアルバム全体を「ウィアー・オール・アローン」の
イメージで捉えると、完全に理解を間違います。もちろんボズ・スキャッグス自体も。
この手のムーディーな曲は、このアルバムでは少数の部類です。
試聴も是非してみてください。
(アルバムジャケットをクリックして→アマゾンのページの下のほうに試聴コーナーありますので)
もっとキャッチーなポップスやストレートなロックが主で、
多分にこの時代(1970年台中~後期)の流行をも反映しています。
(初期のABBAとか、復活期のThe Bee Geesなどのサウンドに近いものがあります)
なので、ノリノリで結構楽しいですよ。
これも買って聴いていただく価値は十分にあると思います。
クラシックを聴くことが多い私ですが、こういう普通にロックしているのも大好きです。
やっぱり原点は崩れない(=The Beatlesの影響)のでしょう。
そんなでこの夏は例年に比べ、明らかにクラシックを聴く回数が少なかったような・・・。
でも来月はきっとクラシック路線に戻ります。
机の引き出しにクラシックのCDが何枚も出番を待ってるので(笑)。
それでは、また来月の「今月の一枚」をお楽しみに~。
