教務課の齊藤です
今回は、一年に一度の特別な体験入学…
校長先生の授業 体験入学
についてのレポをしていきたいと思います
1年生で2回、
2年生で3回、
計5回校長の授業があり、
ユネスコの無形文化遺産として登録された
「一汁三菜」を基本とする
和食の伝承をしています
一汁三菜とは、和食の基本の料理法である
「五法」…生、煮る、焼く、蒸す、揚げる
を使って、
汁物を1品と、料理を3品でつくる献立です
昔はどこの家庭にもあった「おふくろの味」ですが、
現代の日本では、インスタント食品などが流通して
「ふくろの味」になってしまった
と上神田校長
いずれ親になる生徒に、
「おふくろの味」を伝えたい、と
和食文化の伝承授業をしています
今回は、そんな校長の授業を
みなさんにも体験していただきます
さて、今回のテーマは
豆腐尽くし
ということで、豆腐についてのミニ座学授業を
行いました
担当は、食品学の授業を担当している
保科教員
豆腐は体に良い食べ物
というイメージ、ありますよね
実はお豆腐は、
世界五大健康食品に選ばれたそうです
豆腐の成分を見ていくと…
水分が80〜90%
たんぱく質が5%
原料の大豆は、畑の肉ともいわれますね
他にもビタミンやミネラル、
そして女性に嬉しい、イソフラボン
豆腐は体に良い成分のかたまりなんです
美味しくて、しかも体に良い
そんなお豆腐を使って、今日は実習をしていきましょう
献立は、
○ご飯
○豆腐、薄揚げ、じゃがいもの味噌汁
○豆腐の玉子とじ
○揚げ出し豆腐
○豆腐と鶏の味噌田楽
の5品です
桂むき、そして基本の切り方は
本校の実習の授業でも必須の項目です
包丁の切れ味にまでこだわる
というのは日本ならではの文化だといいます
料理を作る上では、「加減」が
とても大切になります
火加減、水加減、味加減…
お米を炊く
という作業には、この「加減」が全て使われます
デモはどんどん進み、
盛り付けの段階へ
みなさんは、なぜご飯を「よそる」というか
ご存知ですか
「盛る」ではなくて「よそる」…
じつは、この「よそる」は、
洋服を「よそおう」からきているそうです
身だしなみと同じように、
お茶碗のふちまできれいにする
学生が大根の桂むきで作った灯篭をもって入場します
先日、日頃のボランティア活動に対して
お隣の新宿警察署から表彰をして頂きました
デモンストレーションが終わったら実習室に移動して
早速実習スタート
今日は5品作るので手際よく頑張りましょう
在校生が丁寧にリードしながら進めるので安心です
作り手が食べる人にむけて
メッセージを込めながら作ったものを「料理」というそうです
もっと楽しく作れそうですね
みなさん美味しく召し上がることができたでしょうか
一年に一度だけの体験入学、
上神田校長の和食文化の伝承授業
とてもたくさんの高校生、
そして保護者の方にお越しいただきました
ありがとうございました