だいぶ空いてしまったが、いよいよ地鎮祭である。


草刈りの件も含め、全部ハウスメーカーに任せるとありえない中間マージンを取られることを危惧した我々は、神社さんへの依頼、神棚に捧げる品々を全て自分達で手配した。いちばん恐怖だったのは真鯛である。百貨店に行くと時価と言われて、高い日は6000円くらいかな?とのこと。捧げ物に価格交渉なんてバチ当たりだ!と思われるかもしれないが、一切価格に妥協しないのが我々のスタイルだ。



仕方がないので百貨店は諦め、家から一番近い市場に予約した上で買いに行くことにした。鯛の切り身を買うことも考えたが、さすがにそれは神への冒涜が過ぎるので自重した。



この立派な鯛が2200円也。やはり市場は素晴らしい。海あり県に住んでよかった。


鯛はこうやって結ぶらしい。




うむ、なかなかいいではないか!

見切れているが、保有株の果てしない成長を祈って、株も市場で購入した。こんな欲深い施主は永遠にバチが当たりそうである。まあ縁起が良ければ何でも良い。



砂の山に向かってえいえいをやったり、安全な施工を願って二礼二拍手一礼をした。地鎮祭は、私がというよりは親がやれという要望が強かった。まあこうした神事というのはどこまで信仰するかは置いておくにしても、先祖に感謝し、その土地の重ねた歴史と守神に感謝するという、日本の歴史の中で作られた日本人の普遍的な美徳かと思う。



営業マン曰く「ほとんどの施主さんが地鎮祭はやりますね」とのこと。