私は当初の考えではゴリゴリの三角屋根派だった。特に理由はないが、「三角屋根こそ日本家屋でしょ!」みたいな、まあカッコよく言えばノスタルジックみたいなしょうもない理由だった。



色々検討を重ねた結果、「私は」フラット屋根is No.1という境地に辿り着いたが、じゃあ友達皆んなにフラット屋根を薦めるかと言えばそうでもない。好きな方を選べばいいのではないかと思っている。それぐらい性能に差はないし、どっちが優れているとかもない。



私がフラット屋根に惚れ込んだ理由、それは

太陽光発電をたくさん乗せられる

この一点のみだ。



家づくりを始めた当初は太陽光発電に懐疑的だった。太陽光発電ってとにかくお金がかかる、初期コストに対して、生み出す発電量がたかが知れてる。売電価格も当初から下がりまくってるし、「エコではあるけど割に合わない」発電だと思っていた。そして、どうせ日本はほとぼりが冷めた頃に原発を動かすだろうし、今ほど電気料金が上がると思えない。東京都では新しく建てる住宅に太陽光発電を義務化するニュースもあるが、義務化されたらますます売電価格は下がる。



不要と考えていた太陽光発電に対する考えを改めたのが、再エネ賦課金だ。

再エネ賦課金とは電力会社が再生可能エネルギーの電力を買取るために要した費用の一部を、電気を使用するすべての方が負担するというもの。その価格は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度によって定められているもので、毎年度経済産業大臣が決めている。



大事なのはこの再エネ賦課金は、電気料金が上がろうが下がろうが、徴収され続ける。仮に原発が再稼働されても、徴収されてしまう。であれば、電気料金って何なの?という話であるが、現に賦課金の上昇が昨今ニュースになっている。これは私の妄想だが、再エネ賦課金を取り立てている以上、再エネを導入する家庭は増える一方なので、今後も値上げはされていくだろう。


https://news.yahoo.co.jp/articles/e208958b9d25ccb40080f491a3ca5537ec61b6ed



というわけで太陽光発電パネルは乗せられるだけ乗せて、ある程度の自給自足状態を作ることを重視すべきと私は考えた。



で、屋根の話に戻るが、三角屋根でも太陽光発電は置けるので、絶対フラット屋根じゃなければダメということではないのだが、より多く乗せられるのは?と考えた時にフラット屋根の採用に至った。



これが正解かどうかはよく分からないが、納得感を持って家を建てるのが大切だと考えているので、私はフラット屋根を選んだ。