ハウスメーカーの営業マンは、今の家賃負担とか、夫婦双方の年収などを加味した上で、どれほどのプランが提示できるかを見極めるという。



私は割と堅めの仕事をしているので、ローンとかには不安がないと思われてるのか、営業マンからの予算感の聞き取りの際には「〇〇万円くらいなら無理なく払えると思います」と言ってこちらの予算感をはるかに上回る月々の返済額を提示された。他にも住宅ローン減税の分を引いて提示したり、各社色んなやり方で月の返済額を少なく伝えてくる。



今の家賃と変わらないくらいの額だったりすると、一般の方なら「お、これならいけるかも」となるところなのだろう。ただ、私の天邪鬼な性格からすると…全く信用できない全て買わせるためのセールストークに聞こえるし、見せ方が姑息に感じるからである。それに、家は建てる費用だけではなく、維持費が存在する。固定資産税、メンテナンス費に至るまで「全てを試算した数字持ってこい!」という気分になる。



そこで積水ハウスの営業マンが無料でFPを紹介してくれ、FPさんにライフプランニングをしてもらった。だいたいそれでいくらまでの家を買えるかどうかも分かるという。積水の営業マンからは「私から紹介しますが、情報を共有したりは一切ないんで、安心して相談してください」と言われた。

そんな感じで紹介されたFPさんはソ○ー生命のお方。開口一番、「私はチーム○○の一員です。〇〇さんが担当についてる新築ゲートさんは正直運がいいですよ!」(〇〇には積水の担当者の名前が入る。)と言われてしまい、いや結局お前らグルやんけ!と心の中で舌打ちをした。



結果的にはこのライフプランニングが非常によく、新築上棟後にかかる費用のことや、子どもの費用まで全てにおいて、いつ、いくらくらいかかるかを試算してくれた。「家もこれくらいなら無理なく払えます」と聞いて、ようやく私もハウスメーカー営業マンの言うことを信じることができた(おせぇ)。何事にもセカンドオピニオンは大切である。(グルの可能性には気をつけたい)



そんなわけで家づくりにおいて(特に金銭面で)不安がある方や、私のような疑心暗鬼になりすぎて信じる心を失ってしまった人はFPに相談するといいかもしれない。「FPは生命保険の勧誘をされるから嫌だ」という人もいるかもしれないが、私はFPさんに会うや否や開口一番「住宅ローンの団信を充実させるので、生命保険に入るつもりはありません」と宣言したので、それで全く問題なし。


家づくりにおいて余計な出費や検討事項が増えるのは時間の無駄だし、個人的にはNGと考えている。それでもFPはちゃんと仕事をしてくれるので、お試しあれ。