旭化成ホームズさんは息子の体調不良により、予定されていた初回面談日が飛んでしまい、そこからお会いするのがだいぶ後になってしまった。


もともと妻の実家が築35年超えのヘーベルハウスであるのだが、住んでいた妻の評価は低くて

とにかく寒い

という感想だった。実家から出て一人暮らしを始めたマンション暮らしがあまりにも暖くて感動したらし。まあ私が年末年始に帰省しても確かに寒いと感じる。特にトイレや風呂はできれば入りたくないレベルで寒かった。


というわけで、我が家にとってはスーパーマイナススタートであったヘーベルハウスこと旭化成ホームズ。YouTuberから営業マン(副店長クラス)を紹介してもらったのだが、副店長にしては若い(30代前半)。紹介してもらった会社の中で唯一、面会前に建設予定地の住所を聞いてきたメーカーである。他はすべて来場時にアンケート。なんなら書いたアンケートすら見ずに建設予定地を直接聞いてきた二度手間メーカーもいたくらいなので、しっかりしてるなという印象は持った。


そして建設地の特性などをすでに把握し、周りには築年数が経っている家が多いので、耐震性や耐火性に優れたヘーベルハウスを選んでいただくメリットはあると思うとの意見。うーん、いいね。確かにウチの周りはボロい家が多い。説得力ある。何より行動に無駄がない。


その後はヘーベルハウスのロングライフ住宅の考え方などを講義いただき、「建てて終わり」ではないことをアピールされた。

60年保証を謳う旭化成ホームズが創業50周年を今年迎えたというのはとんちか何かかな?と思ったが、30年目で一発400万の修繕で60年済むという表現を使うのはある意味すごいことなんじゃないかと。


あとネオマフォームね。35年前の家にはなかった断熱材で、断熱材界で最強なんだと(なら床にも入れろと思ったが)。さすがに妻の実家が建った当時とは暖かさは全く違うと言い切っていただいた。木造の方が安いし、熱欠損が少なくて暖かいから木造かな〜、などとぼんやり考えていたので、寒くないならという条件付きではあるが、鉄骨も悪くはないなと思った。


あとへーベリアンって金持ちの蔑称だと思ってたけど、ちゃんと公式に本社が認めてるものなんだと初めて知った(ラーメン二郎大好きのジロリアンは蔑称だよねさすがに。)。なお、へーベリアン2世の妻は全くへーベリアンではない。それどころか、アンチヘーベリアンだったので、どうやら世襲制ではなさそうだ。


説明が終わった後、地盤調査、測量、設計をさせていただけないかと聞かれた。いくら掛かるのかと聞いたら、なんと無料。書面のやり取りもなし。積水ハウスや住友林業が申込み金として5万を要求してきた(しかも住友は返金なし)ことを考えると衝撃的な良心っぷりだ。

営業マンは積水や住友に比べるとかなりクールで、「お願いします!」みたいな感じはなく、「ヘーベルハウスの良さを提示し、理解してもらい、気に入っていただけないならそれまで」という潔さがあったが、表現を変えるとやや熱さ不足にも感じた。


あまり比較メーカーを増やしても仕方ないのだが、やはり我々夫婦は無料だとかプレゼントだとかに滅法弱い。どうせ無料だし、なんならいい提案があったら本命メーカーに取り入れてもらおうという感覚でお願いすることにした。