に続く、事実上の「其の八」です。
(分解工程はそちらを参照ください)
先ずは生産コスト抑制のしわ寄せを受けた、どーんと放置な金型成形跡&プラ地丸出しテッカテカ残念アウターバレルをプチメイクアップ
アウターバレル下部先端付近にある金型からの押し出しピン跡に、
黒い瞬間接着剤を(硬化の過程で“痩せる”ので)ちょっと多めの一滴
製品名は「瞬間」接着剤ですが、こうやってパテ代わりに使うと、硬化は「瞬間」とはいきません
完全硬化に要する時間は「ちょっと多めの一滴」なら、夏は2~3日、今の時期なら余裕を見て4~5日とるほうが
硬化したら余分を紙ヤスリやデザインナイフで削り取ります。
デザインナイフは大変切れ味鋭いので、勢い余ってをスパッ🩸といかないように
(管理人の左薬指には、大昔に勢い余ってスパッ🩸とやり、4針縫った跡が今も)
成形跡消そうとしてに縫合跡つくっちゃ割に合わん
なお、ABS樹脂製トイガンの成型やディテール改変には
プラリペアがよく知られよく使われていますが、
管理人は強度が必要な個所でなければ、押し出しピン跡や刻印や整形ヒケを埋めたり、パーツの継ぎ目を消す等の用途には、硬化後の硬さで劣っても & 乾燥時間がより長くても黒い瞬間接着剤を勧めています。
というのも、
プラリペアは硬化するとABS樹脂より硬くなるので、最終的な形状を得るのに紙ヤスリ等で施工面を整えようとすると、こういう工作に慣れない人は削り偏差を生んでしまいがち
(硬いプラリペア面と柔らかいABS樹脂i面で「削れる」量に差が出てしまう)
慣れてる人なら、削る力のかけ具合が体に染みついてるので問題ないんですが、素人さんは削っても削っても凹凸が無くならず、気がついたらパーツが削り過ぎで歪んでる
黒い瞬間接着剤は硬化後の硬さがプラリペアよりABS樹脂に近い(正確に言えば少し柔らかい)ので、プラリペアより削り偏差が出にくいのが
硬いプラリペアをデザインナイフで削るより、をスパッ🩸とやる確率も低い
押し出しピン跡を大まかに処理したら、
デザインナイフの歯を垂直に立てて、アウターバレル両サイドのパーティングラインを削り取ります。
(一度に削り取ろうとせず、軽い力で何回も擦る感じで 削り過ぎると修正が大変よ)
歯を垂直に立てて使うと切れ味が落ちるのが早いので、気持ちよく削れなくなってきたなと感じたら刃は交換しましょう。
パーティングライン処理はマズルから3cmくらいで
(アウター根元まで処理しても別にいいんですが、ホールドオープン時に見えるのはそのくらい)
管理人は無駄な労働はキライ
デザインナイフでパーティングラインを処理したら、
タイラー240を円周方向に使って刃の跡を消します。
(一度に消そうとせず、軽い力で何回もリズミカルに削る感じで 削り過ぎると修正が大変よ)
サテライトツールスのタイラーは、ボートテール形状の本体に紙ヤスリを貼り付けてあるだけのものですが、このボートテール形状というのがキモで、すごく重宝 これ考えた人は表彰もの
管理人はネ申ヤスリと呼んでます(´艸`)
マズルクラウンにもパーティングラインがあるので、タイラー240先端の反り返り部分を当て、円周方向に処理します。
(一度に消そうとせず、軽い力で何回もリズミカルに 削り過ぎると修正が大変よ)
三回も言っとけば忘れないだろう
アウターバレル側面のパーティングラインを処理した感覚で、残りの外周面もタイラー240を円周方向に使って、実銃の生産時の機械加工跡(ツールマーク)風味の削り目をつけます。
アウターと同じくプラ地丸出しのチャンバーカバーにも、同様にタイラー240で削り目をつけます。
マルゼンPPK/Sはチャンバーカバー上面にもパーティングラインがありますが、スライド組んでしまえば外からは見えないので管理人はキニシナーイ
なお、管理人はPPK/Sのチャンバーカバーに円周方向に削り目を入れましたが、実銃PPK/Sのチャンバーカバーはフレームと一体なので、本当はCカバーのツールマークは円周方向ではなく前後方向に入ります。
(間違えたわけではなく「好み」の問題(管理人に実銃崇拝はない))
Mr.カラー黒鉄色を、GSIクレオスうすめ液で二倍希釈します。
※色や塗料皿は一例です。あなたのお好みで
後編
この記事を読んで、何かしら得るものが
あったという方は、
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