其の一

 

 

 

 

スライドの仕上げは赤みがかった落ち着いた色の、艶を抑えたゴールド塗装で、M&P9 Vカスタムのスライドのような金キラ塗装とも、セラコート風塗装のM45A1 CQBピストルとも異なるものです。

 

 

 

 

 

スライドの成形色はアイボリー寄りのタンカラーで、塗装が剥げてもみっともなくなり難いのは ^^b


ヒケはリアコッキングセレーション前方に浅いものが存在しますが、陰影が出にくい明るい塗装とも相まって、よく目を凝らして見ないと分かりません。
コッキングセレ-ションのエッジも立っているほうと言っていいでしょう。
 

 

 

 

反面、ディテールが後退しているのが、既報のとおりスライド一体成型のエキストラクター。
(管理人は2.5次元エキストラクターと呼んでますが ^^;; )
まあ分かっていたことではあるので、そのうち分解・脱脂して、エキストラクター周りの溝モールドにエナメル塗料でスミ入れし、別体感を増そうと思っています。

 

 

 

 

 

大人の事情に拠り各部のFNトレードマークも、スライド右側にあるはずのFNH USA刻印も再現されてはいませんが、「これはFNアメリカLLC社の実銃、FNX-45タクティカルだ。」と脳内歪曲せず、「日本のトイガンメーカー東京マルイのガスブロ、“TM”X-45タクティカル」と、事実をありのままに見れば ^^;;
でも雰囲気はよく出ていると思いますよ。もっと露骨に酷い刻印の他社(略

 

 

 

 

 

ダイキャスト製のトリガーはアールが緩やかなため、シングル・ダブルともストレートトリガーに近い引き味。

プルはゴリゴリと引きずる感じでお世辞にも良いとは言えないものの、マッチガンのように簡単に「落ちて」もらっては困る、ミリタリーユースガンのそれを忠実に再現していると解釈することもできます。

 

HK45と比べると、シングルアクションのプルはHK45のほうがちょっと軽く風船、ダブルはFNX-45の方がかなり重いダンベル

ハーフコックポジションからのダブルだと更に重くダンベルなります。

 

 

 

 

P226激似のアンビスライドストップレバーはダイキャスト製で、

 

 

 

 

M&P系同様に左右が一体成型されており連動します。
このため、外観上はスライドノッチが両側にありますが、ノッチ摩耗を防ぐメタルノッチスペーサーは片方(左側)だけとなっています。

黄色がスライド内のノッチスペーサーにかかる箇所)


HK45のようにスライドストップレバーが中央で分割されていないため、右側レバーの遊びが大きく(。・ε・。)ムーということもありません。

レバーはグリップフレームの「土手」で囲われており突出量自体も小さいので、無理にグリップした手で操作しようとするより、サポートハンドの親指を使って下げたほうがいいでしょう。

 

ホップアップ調整ダイヤル設置位置は既報のとおり、旧来の外から操作できない箇所に戻され、調整にはフィールドストリッピングが必要になったものの、操作性のよいテイクダウンレバーのお陰もあり、個人的にはさほど手間とは感じません。



思うに、サイトがプラなのもスライド一体成型のエキストラクターも、ダイレクトオプティクス搭載  +M&P9L PCポーテッドとは違い、

 

 

 

 

 

タクティカルサイレンサー装着時も作動を担保するために、少しでもブローバック移動する部分の質量を減らしたかったということなんでしょう。
(これら涙ぐましい“ダイエット”を重ねてすら、スライド + バレルグループの総重量はHK45タクティカルより1g軽いだけ)


この推測が当たっているとすれば、これらの点で文句をつけられたら、「俺らだってしたくてやったわけじゃないんだよ。。」 マルイ開発部スタッフの涙声が聞こえてきそう ^^;;

 

 

 

 

リコイルSPガイドはHK45タクティカル同様に大部分がプラ製の、チャンバーブロックに噛む後端だけダイキャスト化されたハイブリッド構造です。
先端につくアウターバレルガイドもUSPから採用された、バッファーストッパーの役目も兼用するオールプラ製となり、亜鉛ダイキャスト製のバッファーストッパーでアウター側面に引っかき傷を作りやすかったHK45から地味に改善されています。

 

 

 

 

滑り止めパターンとサイズが計四種類から選べる交換式バックストラップのランヤードホールは塞がれており開口していません。
実銃とは素材も固定方法も違うためでしょう。
(マルイ版のバックストラップはエラストマー製で、素材自体を変形させて(曲げて)ロック解除。
 実銃はグリップフレームと同じポリマー製で、バックストラップ背面に開いた小さな穴から細い棒を入れ、グリップフレームのロック突起を押して解除する)

つまりこのホールを開けて実際に使われると「すっぽ抜ける」可能性があるわけで ^^;;
まあ、このランヤードホールを実際に使う方も居ないでしょうし、エラストマーのほうが手に馴染みが良いので管理人は歓迎します。
※自己責任で開口だけして「使わない」という手もあり

M&P9のパームスウェル(バックストラップ)は、Sサイズだと固定がやや甘くグラついて気持ち悪かったですが、FNX-45タクティカルはS、Mどちらもしっかりと固定され ^^b
※PCポーテッドは所有していたことがないので未確認
 

 

 

人によって大きいともスリムとも言う、発売直後の現時点では情報が錯綜しているFNX-45タクティカルのグリップサイズ。
「45口径タクティカルハンドガンライバル」のHK45より太いのはA誌の比較特集などでよく知られていますが、もう少し具体的に書いてみます。

 

 

箱出し時はMサイズのバックストラップが装着されており、この状態ではソーコムMk23

 

 

 

 

 

よりは細く、

 

 

ハイキャパD.O.Rより微妙~に太い感じです。


 

 

 

 

 

Sサイズのバックストラップに換えるとハイキャパのグリップサイズにより近くなりますが、バック側の「ふくらみ」が無くなるため角ばった感じが増し、個人的には反って印象が悪くなります。
管理人ならパターンはチェッカーで、素手ならMサイズの、グローブをはめるならSサイズのバックストラップ、でしょうか。
※グリップフィーリングは人により千差万別なので、あくまで参考程度に聞いておいてください

 

 

 

 

蛇足ながら、HK45のエルゴノミクスグリップに馴染んだ方には太いと評判が悪いUSPのグリップですが、FNX-45のグリップより0.9mm薄いのと角ばっていない形が効いて、S、Mどちらでもバックストラップを装着した本製品よりは握り易く感じます。
 

 

 

 

 

 

 

マガジンは実銃が.45ACPを15発も装填できるだけあって、体積はソーコムMk23、ハイキャパのマガジンと同じくらいあり、(寒くなってこないと何ともですが)冷えには強いかもしれません。
(左からFNX-45用、固定スライドソーコム用、ハイキャパ用)

 

 

 

 

 

 

 

マガジンボディは実銃のそれが「ブラックメッキ?」と間違えそうなくらいつるピカなのに対し、マルイ版は何故か光沢を抑えたマットな仕上がり。
マガジンバンパーもマルイ初のエラストマー製となっており、サードパーティ製の落下衝撃を和らげるバンパーを別途求める必要がないのは ^^b

(パーツリスト掲載の別売り単価もサードパーティ製の半額以下)

 

 

 

(リンクはハイキャパ用)

 



もう実銃の素材がどうとか関係なく、個人的には今後すべての同社ガスブロのバンパーをエラストマーで作って欲しい。

 

 

 

 

パンパー内側は大胆に肉抜きされ「靴」になっており、重量増が抑えられています。

 

 

 

アンビマガジンキャッチはXDM-40同様、

 

 

パドル型の爪をボタン押しで動かす二軸式で、このため操作力量はかなり大きめ(重めダンベル)です。
タクティックな見地からすればマイナスなのかもしれませんが、管理人は意図せず押されてしまいマガジンが脱落・破損・紛失するよりよほどマシだと思うんだ ^^

 

 

 


 

キャッチ爪の幅はHK45(&タクティカル)の二倍近く広くされていて、よりマガジンの保持が確実になっています。

 

 

 

其の三

 

 

 

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