◇監督:瀬々敬久 脚本:林民夫 原案:中島みゆき「糸」製作:平野隆(企画プロデュース)配給:東宝 2020年

◇出演者:菅田将暉、小松菜奈、山本美月、高杉真宙、馬場ふみか、倍賞美津子、永島敏行、竹原ピストル、二階堂ふみ、松重豊、田中美佐子、山口紗弥加、成田凌、斎藤工、片寄涼太、榮倉奈々、稲垣来泉


◇STORY:
共に平成元年生まれの高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)は13歳の時に出会う。葵が継父から虐待を受けていることを知った漣は葵の手を取り逃避行に出るが、やがて出動した警察によってふたりは引き離されてしまう。
それから10年がたち、蓮と葵は共通の友人の結婚式で再開するが、葵には共に暮らす男性・水島(斎藤工)がおり、葵は漣の前から去っていく。やがて葵は水島と別れシンガポールへ渡り起業する。一方漣は同僚の香(榮倉奈々)と結婚する。
そうしてふたりのすれ違いは平成という時代を背景にして続いていく。

◇感想:
陳腐になりがちな「すれ違いドラマ」だが、見事なストーリー展開とこれも見事な伏線で感動させられました。トシのせいか最近涙もろいのですが、後半は泣きながら見ておりましたよ。
小松菜奈は顔立ちが整いすぎているからか、クールな印象なのですがこの作品では素の女を演じていて好感が持てましたね。


主役のふたりが実際に結婚するという、うれしいオマケも素敵です。