日銀の金融政策決定会合議事録が公開されました。

リーマンショックに関する議論もあり、震源地の米国よりも2009年の実質GDP落込みがひどくなった理由を伺い知ることができます。

そう、ホワイトリバー・ショックです。

しかも、実質GDP落込みが米国より大きくなった翌年の実質GDP成長率が高くなったこと(死んだ猫でも落とせば跳ねる)を民主党関係者やメディアなど残念な方々が喧伝する遠因がここにあります。


金融政策決定会合議事録等(2008年1月~6月開催分)

http://www.boj.or.jp/mopo/mpmsche_minu/record_2008/gjrk.htm/


議事録内を文字列検索できなかったので、日銀に質問してみました。


日銀法改正の必要性を感じました。


議事録公開まで10年をFRB並みの5年に、公開形式も文字列検索できるように、本件に関して。物価目標を政府と共有することや雇用最大化、説明責任果たせぬ場合の解任権を国会に持たせるなども必要と感じます。

副総裁→総裁や今回の黒田-sanのように再任して10年のうちに議事録公開されると失政を追及されて困る貴族への配慮を感じます。



以下、日銀からの回答(質問部分は、僕が書いた内容)です。



メールを拝見いたしました。


今回、ご照会のあった質問等について、それぞれ以下のとおり回答いたします。


【質問1】当該議事録を文字列検索出来ない形式で公開されている理由をご教示下さい。


(回答) 金融政策決定会合議事録等は、紙ベースで公文保管しています。公表に際しては、当該紙ベースのものをPDFファイルにしているため、文字列検索ができないファイルとなっています。


【質問2】議事録の公開、公開書式などに関する法律、内規等がございましたらご教示下さい。


(回答) 日本銀行法第20条第2項により、「議長は、委員会の定めるところにより、金融調整事項を議事とする会議の記録を作成し、委員会が適当と認めて定める相当期間経過後に、これを公表しなければならない。」となっています。当該法令および「金融政策決定会合議事録等公表要領」の規定に基づいて、公表しています。

なお、公開書式については日本銀行法等での定めはありません。


【要望1】文字列検索出来る形式で改めて公開していただきたいです。

(重要な政策決定過程である国会審議の議事録も文字列検索出来ます)


(回答) 質問1への回答でご説明した事情をご理解いただきたく、よろしくお願いします。


【質問3】万が一、文字列検索出来る形式での公開を日銀のみのご判断で出来ない場合は、その調整先(財務省、国会など)をご教示いただけませんでしょうか。


(回答) 金融政策決定会合議事録の公表事務は、日本銀行法等に基づき、本行で行っています。



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