2018年5月の消費者物価指数と営業毎旬報告(2018年6月20日)、金利情報(2018年6月21日)を更新しました。


長期国債買入増加額(対前年比)は、ついに43.7兆円と「80兆円メド」の約半分(@_@)

メドって、すごーい(^-^)/



コアCPIは0.7、コアコアCPIは0.3%とコアコアは前月比ではマイナスです。


失業率は直近2.5%ですが、このところ足踏み状態です。

NAIRUについて、2%台半ば、誤差も入れて2.3%程度などとする議論を聞いたことがあります。賃金上昇は緩やかで、物価も大して上がらない現状を見ると、更なる金融緩和をしたり、財政拡張をしてもまだまだ大丈夫そうです。


前日銀副総裁の岩田規久男氏はインタビュー記事(*1)で次のように答えておられます。


“岩田 出口は2%を安定的に達成してからだ。既に雇用が改善しているというが、失業率を2%台前半まで引き下げ、もっともっと人手不足にすることで、設備投資や研究開発投資が起きてくる。これからはAI(人工知能)やロボットの時代だ。人手不足が潜在成長率を高めるチャンスを作る。予想インフレ率が2%で安定した段階で金利を緩やかに上げていくのが、出口だ。”(*1)


(*1)「リフレ理論も政策も正しい、だが逆風で時間がかかる」=岩田規久男[出口の迷路]金融政策を問う(34)

https://www.weekly-economist.com/20180612bojexit34/


岩田規久男氏によれば「日銀の優秀なスタッフたち」がいるそうです。白川日銀総裁時代から優秀で、-0.5%付近に物価をコントロールしていましたね。

優秀なスタッフがいるにも関わらず、物価目標達成が遠いのは日銀執行部、日銀審議「メンバー」のせいでしょうか?

金融政策のコミットメントや実施している政策のせいでしょうか?

アベノセイでしょうか?



現状維持決定会合を繰り返し、先日、物価目標達成時期を削除した日銀。次に動くのはいつでしょうか?