財務省による「公文書書き換え問題」が話題です。

公文書以外にも財務省は「書き換え」をしていました!


201210月の財務省ホームページには次のように書かれていました。


(*1)『日本が財政破綻した場合、国債はどうなりますか』

“【答】国債は政府が責任を持って償還いたしますので、ご安心ください。”

http://megalodon.jp/2012-1001-0906-33/www.mof.go.jp/faq/jgbs/04be.htm


ところが、20121210日には以下のように


(*2)『日本が財政危機に陥った場合、国債はどうなりますか』

“【答】仮に財政危機に陥り、国が信認を失えば、金利の大幅な上昇に伴い国債価額が下落し、家計や企業にも影響を与えるとともに、国の円滑な資金調達が困難になり、政府による様々な支払いに支障が生じるおそれがあります。

そうした事態を招かないよう、財政規律を維持し、財政健全化に努めていく必要があります。”

http://www.mof.go.jp/faq/jgbs/04be.htm


(*1)では、「日本が財政破綻した場合」としていますが、これを日本国債のデフォルト(日本政府債務である日本国債の返済ができない)と解釈すると、「デフォルトした場合に政府が日本国債を償還するので安心して」となり意味が分かりにくいです。

日本政府が責任をもって償還するのでしたら、デフォルトしないので安心して、と堂々と言って欲しいものです。


そこは天下りの財務省!、もとい、天下の財務省!

ビシッと言ってくれています(*3)。


“日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定しているのか。”(*3)


(*3)外国格付け会社宛意見書要旨 : 財務省

http://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm


要するに自国通貨だての国債は、自国通貨発行でファイナンスできるため、デフォルトしない、ということですね。


東大法学部をご卒業なさった方が多勢いらっしゃるそうなので、(*1)は庶民にも分かるように、もう少し分かり易い表現にして下さると助かりますね。


さて、財務省が書き換えたホームページの記述(*2)は、財務省ご自身のツッコミ(*3)で、心配する必要がないことが分かりました。


それでも「財政危機なんじゃないか?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんね。


そんな方のために資料を作っておきましたので、ご一読下さると嬉しいです(^-^)


(*4) #本当の財政危機の話をしよう - Togetter 

https://togetter.com/li/1008557


2012年時点で、ホームページの「文書書き換え」を既に行っていた財務省やその仲間たち(財政審の方や国会議員、メディアなど)の言うことを信じるかどうかは貴方次第です。


増税推進のために、財政危機をあおったりする人や団体が身近にいたら、何かが書き換えられていないか確認してみる必要があるかもしれませんね(^-^)