自民党で珍しく緊縮財政に批判的な国会議員さんがいらっしゃいます。

あんどうひろしさんです。経済学部出身の税理士さんでもあります。

勉強会で研鑽なさっているようです。





あんどう議員が紹介されていたブログ記事では、20年間の名目GDPの成長が日本は1倍であること、緊縮財政、デフレなどについて書かれています。

しかし、何かが足りない…


今日はお金持ちそうな読者の方ばかりなので大丈夫そうですが、何を隠そう「お金」が足りないのです!

「お金」というのは、金融政策を指します。
バブルを崩壊させて以降、日銀は一時期を除いて(小泉政権時)殆ど引き締め的な金融政策をとってきました。これが名目GDP成長を阻害していた、という観点が抜けているように感じました。


第二次安倍政権以降の名目GDPを見てみます。

2012.10-12月約493兆円だった名目GDPが2017.7-9月約549兆円と56兆円増加しています。


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この間の経済政策は、拡張的金融政策+(13年度のみ拡張で後は増税含む)緊縮財政です。


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構造改革論の誤解 (野口旭さん、田中秀臣さんのご共著)166頁 に書かれた経済政策を見ると1992/8〜98/11 120.52兆円もの財政出動をしたのですが、名目GDPは40兆円の増加です。



ファクトを見て、日々勉強ですね(^-^)