財務省ご担当者様
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も、よろしくお願いいたします。
財務省ご担当者様が四六時中注視して下さっているおかげか、為替レート(ドル円)が、2016年後半のトランプ氏の大統領選勝利以降、円安方向へ動きました。
為替と言えば外為特会です。
外為特会について質問がございます。
【質問1】報道によりますと、
"2017年度予算案で外貨準備の運用益から歳入に繰り入れる金額を2兆円超とする。主な運用先の米国債金利が高めで推移し、円安で配当額も増えるとみられる"(*1) とありました。
直近(2013〜2015年度でしょうか)で、外貨準備における運用益の内訳が分かる資料がございましたら、その参照先をご教示下さい。
(*1)『17年度歳入、外為特会から2兆円 6年ぶり高水準：日本経済新聞』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10912100Q6A221C1EE8000/
【質問2】質問1の運用益の内訳について、当初想定より上振れするという報道(*1)がございました。
米国債金利による部分と円安による配当額による部分など、運用益の当初想定が分かる資料がございましたら、ご教示下さい。
【質問3】2016年は、前半が円高方向へ、後半は円安方向へドル円レートが大きく動きました。
2016年、為替介入した回数と金額をご教示下さい。
【質問4】報道によりますと"財務省は10年に原則、外為特会の運用益の3割以上を内部留保とする方針を提示。13年度までは例外的に外為特会の(運用益の)全額を歳入に計上できるとした" (カッコ内は私が追記)(*1)とありますが、それが分かる資料がございましたら、ご教示下さい。
2017年1月12日、財務省から回答がありました。
財務省ホームページへのアクセスありがとうございます。
1月2日にお寄せいただいたご意見等に対してお答えします。
【質問１について】
外国為替資金特別会計の各年度利益（外為特会における各年度の歳入から歳出を差し引いた額）の決算額の内訳として、米国債金利による部分、円安による配当額による部分といった内訳はございませんが、下記の財務省ホームページアドレスにて各年度利益の決算額の内訳を公表しておりますので、こちらをご参照ください（27年度末の数値が最新のものとなります。）。
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/gaitametokkai/index.htm
【質問２について】
質問1と同様、外為特会の各年度利益（外為特会における各年度の歳入から歳出を差し引いた額）の予算額の内訳として、米国債金利による部分、円安による配当額による部分といった内訳はございませんが、予算額の総額につきましては、下記の財務省ホームページアドレスにて公表している、各年度の予算書の特別会計予算のうち、外為特会の歳入と歳出の項目をご参照ください（例えば、28年度予算書では、P115に歳入・歳出の総額がございます）。
http://www.bb.mof.go.jp/hdocs/bxsselect.html
【質問３について】
最新の公表となっております2016年12月30日（金）午後7時時点におきまして、2016年1月1日（金）から2016年12月28日（水）までの為替介入数は0回となっております。
＊①介入実績額についてはその総額を一か月毎に、また②介入実績の詳細(実施日、介入額、売買通貨)については四半期毎に、それぞれ以下の財務省ホームページアドレスにて公表しております。
①外国為替平衡操作の実施状況（月次ベース）
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/feio/monthly/index.htm
②外国為替平衡操作の実施状況（日次ベース）
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/feio/quarter/index.htm
また、今後の公表予定等につきましては、下記の財務省ホームページアドレスにて掲載しておりますのでご確認ください。
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/feio/index.htm
【質問４について】
外国為替資金特別会計の剰余金の一般会計繰入ルールにつきましては、下記の財務省ホームページアドレスにて公表しております。
http://www.mof.go.jp/international_policy/gaitame_kawase/foreign_exchange_fund_special_account/gaitame_kuriire.htm
今後とも財務行政にご理解とご協力をお願いいたします。