報道(*1)によると、雇用の改善は続いているようです。

(*1)《正社員、1年で74万人増 非正規上回る》
(日本経済新聞,2016.11.29)

"正社員は前年同月に比べ74万人増え3405万人となった。非正規は31万人増の2028万人だった。正社員の増加が非正規を上回るのは2カ月連続だ。

企業は年末の繁忙期を前に、待遇のよい正社員でないと人手が集めにくくなっている。

厚生労働省が同日発表した正社員の有効求人倍率(原数値)は0.92倍と過去最高になった。全体の有効求人倍率(季節調整値)も1991年8月以来となる1.40倍の高水準に達している。"


正社員の増加、正社員の有効求人倍率(原数値)は0.92倍(季節調整値は0.89倍)、約25年ぶりの有効求人倍率と雇用の改善は続いているようです。


(*2)《一般職業紹介状況(平成28年10月分)》
(厚生労働省,2016.11.29)

雇用の先行指標として注目している新規求人数(原数値)は、対前月・対前年同月比とも減少(季節調整値ではプラス)しており、気がかりです。
失業率は3.0%でした。
構造失業率の推計値は、2.5〜2.7%というものがあり、一段の改善を期待したいところです。

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図表出典:(*2)


春闘の結果と共に今後の雇用環境に注目です。