ベネッセコーポレーションのHPに

 

「(-3)×(-2)=6になるのはなぜ?」

という質問にあなたは答えられますか?

 

みたいなことが書いてある。

 

「反対の反対だからプラスになる」くらいしか回答が思いつかず、ベネッセの答えを見た。

 

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まず、3×2=6で考える。

毎日3℃ずつ気温が上がっている環境で、2日後の気温は今日より何度高いか?

これは素直に3×2=6℃と答えられる。

 

では、(-3)×(-2)=6はどうか。

毎日気温が3℃ずつ下がっている環境で、2日前の気温は今日より何度高いか?

という考え方になる。

3℃ずつ下がるのだから-3。

2日前だから-2。

したがって(-3)×(-2)で答えは6℃となる。

 

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これを見て、思わず心の中で拍手した。

気温という身近な例を挙げることですごく理解しやすいし、2日前の気温が今日よりも6℃高いことは計算式で考えなくてもわかるので答えを信用することもできる。

 

この説明で聞いてる人全員が理解できるとは言い切れないけど、こういう教え方にはすごく興味がある。

 

小学校の先生になることをまだ完全に諦め切れないんだけど、こういうのを見ちゃうとますます先生になりたくなっちゃうな。。。

 

教科書を読みながら授業を進めるんじゃなくて、

例えば日食・月食を説明するときに部屋を暗くしてライト(太陽)とバスケットボール(地球)と野球ボール(月)を使って説明するとか、

そういう工夫って教育には必要だと思う。

 

(-3)×(-2)は中学生の話。

日食・月食は小学生の話。

 

教える相手の年齢によって当然教え方は違ってくる。

 

幼稚園児に

「どうしてお空は青いの?」

と聞かれた友達がいる。

 

友達はどう言ったらいいのかわからなかったらしい。

 

「神様がそう決めたから」

じゃ納得してくれない子もいるし、

「オゾンの分子が反射して…」

じゃポカーンとされるだけだし。

 

そういう壁にぶつかるのも教育のおもしろさだと思う。