悲しいことがあった時や
真っ暗な世界にいるように感じる時。

どうすれば良いか分からない時や
不安で何を誰に相談すべきか分からない時。

「写仏」と出会いました。

《阿弥陀如来》勝林寺にて   原画:楽詩舎 複製不可






《勢至菩薩》勝林寺にて   原画:楽詩舎 複製不可

「写仏」は神仏の御姿を「なぞる」行です。


お寺でお見本の仏画の上に薄紙を置いて
上から筆や筆ペンでなぞる写仏。

《不動明王》勝林寺にて   原画:楽詩舎 複製不可


仏画を描く際に行う骨描き。


《薬師如来》原画:真鍋俊照 複製不可


自宅で気軽に
ペンでお見本の上をなぞる写仏。 



方法は色々ありますが、どこでもできます。
息を整え丁寧に「なぞる」ことで
自らの行いを思考ではなく
現実として捉えることができます。


《真如様大使》高野山にて 原画:真鍋俊照 複製不可


筆や墨の道具との相性や
お見本の複雑さなどの物理的作用。

墨が紙へ落ちるスピードや
紙の乾燥具合など自然の作用。

描く場所の環境や自身の心境によって
集中力も変わります。

自分が思う通りに中々描く事ができません。

《吉祥天》勝林寺にて   原画:楽詩舎 複製不可


そもそも
思い描いた通りの世界などこの世にはなく、

現実は
線をなぞり続けるように地道で
どこに向かうのか分からない事に
気付かされます。





それはとても優しい教えで
なぞり終わった跡には
自らがなぞった仏様の御姿が
確かな形として残ります。



《月天》勝林寺にて   原画:楽詩舎 複製不可

上手い下手、良い悪いではなく
行いをすると形になるいう事を知るのです。


その仏様に手を合わせて祈るのか
お寺に奉納するのか
お守りにするのかは自由です。


《阿弥陀如来》延暦寺会館にて   原画:楽詩舎 複製不可


形あるものは無くなるかもしれません。

悲しみや喜びといった、目に見えないものも
薄れて消えてしまうかもしれません。

それでも現実を生きることは
大切になぞるように
道を歩んで繋げていくことなのでしょう。




それを身をもって知る「写仏」です。


写仏のお見本
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外出がままならない状況で
自宅で心を安められるように
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●総本山 智積院 凛とした仏様



ちょこっとおすすめ写仏道具
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●お見本にしたい美しい真鍋俊照氏の仏画
●滲みにくい写仏用紙(用紙だけの販売は珍しい)

●気軽に筆ペンでなぞるのもよし
●写仏の前は手と口を洗い香を塗り清めます
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●鼬の筆は描きやすいです
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