ストロボ撮影の誤解 | Shinbei Photography

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写真をこよなく愛する新米爺っこであります。

ストロボ(フラッシュ)機能というのは、今のスマホカメラには普通に搭載されているので、ご存じの方も多いと思う。

スマホカメラにおいては、暗い所を明るく撮るというのがストロボの機能だです。

所が、ストロボは一眼のレンズ交換式のデジカメにおいては、被写体を明るく撮ることがメインの仕事ではありません。

ここを誤解してストロボは暗い所を明るくするもの思い、操作がうまくいかずに、いつしかストロボが箪笥の肥やしになっている人がおおい。

 

じゃ、ストロボの仕事って何?ってことだけど。

大きく分けると2つあります。

 

一つ目は、環境光のコントロール。

外に出ると、私たちの回りには色んな光が飛び交っています。ネオンや蛍光灯、水銀灯。そして一番明るい太陽光。これらを全て総称して環境光と言います。

環境光のコントロールって意味がよくわからんという方がほとんどだと思うので、わかりやすく簡単に言いますね。

例えば、ピーカンの真昼間に、まるで夜に撮影してるような写真が撮れる、真っ赤な水銀灯に照らされた被写体を無色透明な光で撮ったような写真が撮れる、背景だけに色を付けることができる等。

上げたらキリがないんだけど、以上の撮影はストロボがないとできない撮影です。被写体を明るく撮る事だけに特化したスマホのカメラにはできない芸当です。

 

あ、できるのかなぁ、有料アプリでマニアックなカメラアプリではできるやつがあるかも(^^;

 

二つ目は、影をつくること。

え、暗いところで被写体に光を当てると、反対側に影ができるのは当たり前だから、暗い所を明るくするでいいんじゃない?って思う方もいるかもしれません。

影を作るという事は、当たり前だが影を作る行為が主体となります。つまり、どんな影を作るのかそれを決めるのが撮り手です。

例えば、鼻の横に薄い影をつくる、上半身だけに光をあて下半身を真っ暗にする等。

これもスマホや、フルオートのコンデジにはできない撮り方です。

 

この考え方が大前提で、ストロボの使い方を覚えないとならんと思います。

ちょっとマニアックな話でした(^^;

 

モデル 華さん