戯言
良い音だね〜⁉️
連休最終日に女房とランチと洒落込む。
近場の焼き鳥屋でラーメンも乙だ。
だが、事もあろうに定休日。
こんなもんだ人生は?
じゃ〜この先の寿司屋だな。
愛想の悪い大将である。
俺も直ぐ気持ちが顔に出る。いかんいかん、大人にならなきゃ。ビールを飲んで同じく酒宴隣席の会話を耳にする。
「刺青等、とっぽい格好している奴は意外と優しいやついるよね。」
寿司屋の大将も、「俺の知り合いもそうなんだよ!」と相槌。
合わせて不良談義に花が咲いてた。
俺や女房はいろんなものを見過ぎてきたのか、「馬鹿言ってんじゃないよ🎵」と歌の一節。
「義」を見誤ると闇夜に一歩だぜ。
さて、飲んだ食った。
帰ろうか。
腰を上げて出口に向かう。
俺の下駄がいい音色で泣く。
寿司屋の大将が、「いいね〜、良い音だね〜!」
ふ〜ん?
下駄の音色の風流さがわかるか。
良い奴じゃないか。
俺は無言の素通りで女房を待つ。
???
何やってんだ?
長い会計だぜ。
おい、何やってんの?
え?
男三人衆と寿司屋の大将へ余計な一言をいってたらしい。
さっき、うちのパパの事言ってたの?
全部当てはまるけど!
言われた連中はドン引きだ。
だが、大将は粋な返し。
「って言うことは優しい旦那ということだ。」
そこで女房の返しが又粋だ。
「私が偉いんです。」
皆さん大笑いだ。
たわいも無い会話で笑えるとは良い奴らじゃないか?
by
パパ
ランチで7000円と高くついたが、心の洗濯と思えば納得だ。
帰りしな、みたらし団子にかりんとう饅頭。柏餅に赤飯とおこわ。
極め付けは御萩二種。
目👀が食べたいのだろう。
笑ってお付き合いだ。