独身には気をつけろ!5th最終章 | 白昼夢〜しいなの既婚者合コン日記〜

白昼夢〜しいなの既婚者合コン日記〜

子あり主婦

『既婚者合コン』という

非現実的な世界の…新しい扉を開けてしまっただけ…

遅れましたが、みなさんあけましておめでとうございます!

今年も宜しくお願いします。


既婚者合コンは参加してますかー?


コロナも明け、行きまくりですかね?


泰子は既婚者合コンに

リアルでの知り合いが行ってることを


耳にしてしまい、ちょいお休み中でーす!


流石に会いたくないので!


ってことで



年内更新ではありませんが!更新しました!!


続きを〜どぞー


間が空きすぎたので、忘れてしまってる人も多いと思うので


前回までのお話


↓↓↓



あたしは、まひろにとある人を連れてきてもらった!


そのとある人とは!





あかりさんと海くんだ!


だが、3人で!ということはない!さすがにそれは、、、


時間差でお願いをした!


あかりさんは、まひろと会う約束で来るから


まさかあたしが来るとは思っていない!


海くんもだ!


まひろが来ると思っている!


そしてここで問題が、、、



あかりさんと最初に会うと、海くんに「あたしが来た」と言ってしまう可能性がある!


だから、初めに海くんを呼んでもらった!


めっちゃ心臓がバクバクしている!


やべーなぁー本当にやべーなー


なんて話せば?


怒りを通り越してしまって

ただひたすら会いたいになっている!


何を言おうかな、どうしよう。


とにかく、まひろとの待ち合わせ場所に行った。


海くんはまさか、あたしが来るなんて思ってないわけで


あたしは聞きたいことを全部聞いてやろうと思っていた。


海くんの顔を見るまでは、、、


場所は、まひろが会社の人との打ち合わせでよく使うカフェ。もちろん海くんも使ってる。


ここだと海くんも疑いはしない!多分ってことで、、、


海くん、あたしを見たら逃げないかな?どういう態度に出るんだろ?


いつもあたしは早めに着くから、あたしが来たってバレると海くん逃亡しそうだし


海くんが入ったのをどこかで監視して確認できてから行かないとダメだ!


なんで、そんなスパイみたいなことしなくちゃいけないんだ!と思いながらも


カフェの入り口が見えるところで待機。


遠くからめっちゃかっこいい


海くんが歩いてきた。ブラウンのコートがめっちゃ似合う!


そしてカフェに入った!


どうしよう!ドキドキする!


あたしちゃんと話せるかな?


とりあえず!よし!!と小さな声を出して


いざ!


入ると、海くんは奥の席に座っていた。


あたしは近づいていく


まだ海くんは気づいてないようだ、、、


心臓がドキドキするけど


今日ハッキリさせなきゃいけない!


でも、泰子の性格上、余計なことを言ってしまいそうな気がする、、、


そこは注意だな。


海くんはスマホをいじっている。


あたしはサッと海くんの前に座る!


海くん「で、話って?」


海くんはそう言って顔を上げ、あたしの顔を見た瞬間!!

海くん「えっ!おま!なんで?」

と大声をあげた!



そりゃそうだろうね!あたしは


おま?って言われたことに少しカチン!ときたが、冷静になり


あたし「シーッ!みんなが見てますよ!」と言った!

本当ははっ?おま?ってなに?誰に向かって、、、と言いたかったところをかなり我慢して、、、


海くん「えっ?なんで?泰子さんがいるの?」

と言った後すぐに、頭の回転がいい海くんは


海くん「あー!くそ!あいつ!」


あたし「海くん!今日は聞きたいことが!24時間あっても足りないぐらいあるんだけど!」


海くん「つか!どこまで聞いてる?奏多から」

あたし「それあたしから言わせる気?」

海くん「……」

黙り込む海くんだったが、すぐに

海くん「すみませんー!」

と店員を呼び出す海くん。そして

海くん「泰子さん何飲む?ここは、泰子さんの好きなジャスミンティーはないよ!」


あっ!あたしがジャスミンティー好きなの覚えていてくれたのー!ドキッとした。一瞬!嬉しくなった!いや!ダメよ!泰子!今日は、ドキッとしちゃダメな日よ!

あたし「ジャスミンティー飲まないし!」

あーまた可愛くない態度を、、、


海くん「出た!その態度!」

はー?、、、ダメだ!これだといつもの喧嘩になっちゃう!落ち着いて!泰子!!

メニューを見ながら〜

あたし「じゃ、ブレンドティー!ストレートで!」

海くん「じゃー俺はカフェオレ!」


店員さんにブレンドティーとカフェオレを注文する海くん。

えっ?海くんペリエ?ん?カフェオレ飲むの?

海くん「ペリエじゃなくカフェオレって思ったでしょ!」

相変わらず、図星!を当ててくるよね、、、


海くん「ここにペリエあるけど、あれは食事用だから!俺からしたらアイテム!」

えっ?アイテム?

海くん「いまはカフェオレなんだよね!」


ちょっと意味がわからんけど、、、

店員がカフェオレとブレンドティーを持ってきた。


海くんがカフェオレをひとくち飲んでから

海くん「俺、聞かれたこと全部しょーじきに答えるから何でも聞いてよ!」と


カフェオレをグルグル混ぜながら言った。


前はあたしの目をジッと見ながら言ってたのに

今回はカフェオレ混ぜながらだ、、、

あたしは深呼吸をしてから


あたし「奏多くんのこと悪く言ってたけど、全部、海くんのことだったんだね!」


海くんはフンと鼻で笑う感じで


海くん「泰子さん!俺のこと信用しすぎだから!」


あ?鼻で笑った?

あたし「はー?悪く思ってないの?反省してないの?」

海くん「えっ?反省って?なんで?」

あたし「あたしのこと騙してたじゃん!」


海くん「俺は嘘をついただけじゃん!泰子さんからお金奪った?犯罪みたいなことした?詐欺みたいなことした?結婚しようとか言った?不倫になるようなことした?」


は?なにこいつ?と思いながらも、この人ってこんな人だっけ?あたしの知ってる海くんはこんなんじゃないのに、、、って

正直、ショックが大きくて、、、


あたし「海くん!嘘って人を傷つけるんだよ!犯罪ではないけど、人の気持ち弄んだよね?」


海くん「相変わらず面倒な人だね!泰子さん結婚してるよね!旦那も子供もいるよね?俺は独身です!わかる?独身なの!それに泰子さんを抱いたわけじゃないよね!」


海くんは続けて

海くん「被害者ぶるのもいい加減にしようよ!人妻だよね!独身に本気になりすぎってっから!」


うー、、、なんか腹立つよりもショックすぎて、、、でも確かめたい!

あたし「うん!海くんのこと好きだったのは認めるよ!お願いがある!奏多くんから聞いたことを海くんの口から聞きたい!」


えっ?何言ってるの?あたし!本心が出てしまった!


海くん「あれ?今日素直じゃん?どうしたの?わかった!じゃ、聞かれたこと全部答えるから」

あたし「年下彼女いるよね?」

海くん「はい、います」

認めた!

あたし「あかりさんと年下彼女はどっちが好き?」

海くん「乃優」

呼び捨て!そっちかぁー、、、

あたし「あたしのことは好きだった?」

海くん「その時は好きだった!一目惚れしてから暫くは本気で好きだった!」


あたし「過去形か、、、暫くって?」


海くん「泰子さんのことは、あかりより好きだったけど、あかりとあいつが一緒にいるの見たら、なんか好きな気持ちが戻った!」


あたし「年下彼女とあかりさんはどっちが好きなの?」

海くん「乃優かな!乃優はさ俺のことだーいすきでいるみたいだから俺も大好きだよ」

だーいすき!って、、、

あたし「それは浮気だよね?」

海くん「あっ!俺器用だからさ!泰子さんのことも好きだったし、あかりのことも好きだったし」

はっ?器用?前言ってたことと違う!!器用じゃないからって言ってなかった?

あたし「器用?前、器用じゃないからって言ってたよね?」

海くんはニヤッとして

海くん「泰子さん!鵜呑みにしちゃったの?ダメだよ!家庭ある人がそんな言葉信じちゃさ!」



言葉が出ない、、、今目の前にいる人は海くんなの?海くんのお面を被った誰かじゃないの?そうだと言ってくれ!


この期に及んで、まだあたしは海くんが好きなのか?ムカつく気持ちよりもショックがデカすぎる!泰子!しっかりしろ!

あたし「するわけないじゃん!してないけどさ!


海くん「あんなのその場を切り抜けるための言葉じゃん!で、あとは?」


あたしの中の海くんが崩れていく、、、


あたし「昔、奏多くんの彼女と、、、」

海くん「あーあの軽い女ね!男他にもいたやつな奏多もあんな女と別れて正解!」

あたし「でもあれって奏多くんの彼女だったのを送って行って手を出したんだよね?」

海くんは、笑いながら


海くん「ふふふ、へぇーそんなことまで聞いたんだ!そだよ!でもあれは女が誘ってきたから答えただけ!可愛かったし、奏多より俺の方がいいっていうから」

あたし「信じられない!親友の彼女だよね?」


海くん「まぁーそーだけど!でも結果別れてよかったじゃん!結果OKじゃん!」


はっ?ちょっと海くん正気なの?


海くん「俺さ、人生でかなり奏多に貢献してると思うんだよ!そのことは俺も少し悪いけど、結果よかったじゃん!それにあいつのマッチングアプリ、、、聞いたでしょ?」


あたし「奏多くんの奥さんの後輩のこと?」


海くん「そーそれ!それなんて俺かなり頑張ったからね!おかげであいつ嫁にバレないですんだんだから!」

あたし「それってどうやって?」

海くん「それは教えられない!」

気になる、、、


あたし「でもさ、お店であかりさんに会った時、海くん今にも奏多くんを殴りそうだったよね?あれは、あかりさんのことが好きだからだよね?」


海くん「まーた!そこに戻るんだ!ね!そんな、あかりと奏多が一緒にいた時、俺が泰子さんに言った言葉気になんの?」


だって!あのとき、俺器用じゃない、諦めも悪いって!、、、

あたし「あの時、器用じゃない!諦めも悪いって言ったじゃん!」

海くん「さっきも言ったじゃん!その場を切り抜けるための言葉だって!まぁ、あかりと奏多が一緒にいたのを見てカーッとなったのはマジ!だけどその後の行動は全て逃げるため!もういいよその話!」

海くんは、カフェオレをガッ!と飲み干して

「で、あとは?」


あたし「カラオケでなんであんなに切なそうに歌ったの?しかも不倫の歌、、、」

海くんは悪びれた様子もなく

海「あーあれ人妻に効果あるって友達におしえてもらったからさ!」

あたし「あんなに切ない顔してあかりさんのこと語ってたのは?」

海「、、、そんな切なかった?あの顔得意なんだよな俺!はは、、」


あたし「なんで奏多くんのこと嘘ついたの?」


海くん「泰子さんが奏多の方に行きそうだったから奏多のこと悪く言っただけ!」


海くんはため息を一回つき


海くん「泰子さん!俺ね!ハッキリ言うわ!泰子さんのことより乃優が好きだから!俺のことは諦めて!家庭に戻りなよ!」


なにそれ、、、はっ?

むかつくよりショックがでかい!


海くん「人妻ってさ、なんで旦那がいるくせによその男に惚れるんだろ?俺にはわからない」


なんか切なくなってしまった。


素直な泰子がペラペラと、、、話してた。


あたし「海くんは結婚してないからわからないかもしれないけど、主婦はね、名も無き家事をやって、子供と旦那のためにご飯作って、そして仕事してるの、、、だからたまにね、癒しがほしいものなの!ご飯作っても家のことしても誰にも褒めてもらえないし、、、だからドキドキが欲しいものなの、、、寂しいんだよ、、、

海くん「なんかそう言うの聞くと結婚したくないって思うね」


あたし「海くんが年齢なんて番号だからって言ってくれた時嬉しかったし、ドキドキしたし、なんか昔を思い出してしまって、、、そうだよねあたしは結婚して子供もいるし、海くんが本気であたしのこと好きって言ってくれるなんて信じたあたしがバカだったね!」


海くんは一瞬、真顔であたしの顔を見たけど

海くん「そだね、俺みたいなやつにやられなくてよかったじゃん!あっ!俺さちょっとこれからミーティング入ってるから、、、出るわ!」


待って!もう会えなくなっちゃう!泰子はやっぱり、海くん好きなんだ!こんなに思いっきり振られても、、、まだまだ聞きたいことがあるんだけど、出てこない、、、



書いてたら、、、


なんだか思い出して切なくなってしまったので一旦アップします!!