久々の漫画レビューブログです。

 

かまくらBAKE猫倶楽部という漫画を読みました。

 

凄く不思議な世界観の作品でした。

古都鎌倉を舞台に、猫にまつわる様々な不思議エピソードを交え、お話が進んでいく作品です。

ほぼ、一話完結型なので読みやすさもあります。

 

主要人物は、

ガクト … かまくら猫倶楽部の従業員

まや … かまくら猫倶楽部の従業員

有紗 … かまくら猫倶楽部に入り浸っている女性

たま … かまくら猫倶楽部にいる雄の三毛猫

ぶー … かまくら猫倶楽部にいる雄のノルウェージャンフォレストキャット

ガクトが店にいる時はぶーがおらず、まやが店にいる時はたまがいない。

ガクトとまやが二人そろって店にいる時は、ぶーもたまも店に居ない。

有紗はもしかすると「ガクト=ぶー」「まや=たま」なのではないかと疑っている。

 

鎌倉のどこかにあると言われている「化猫倶楽部」という建物に行けば、逢えなくなった猫に逢えるという噂が。

人は化猫倶楽部と間違えて、よくかまくら猫倶楽部に来てしまいますが、ここは化猫倶楽部ではありません。

しかし、かまくら猫倶楽部で、猫にまつわる不思議な話をすれば、その後化猫倶楽部へ行くことが出来ると言われています。

 

なので、毎回お客さんが猫にまつわる不思議な話をする…という漫画です。

 

毎回披露される逸話が、ちょっとしたうんちくにもなっているので、読んでいてタメになるし面白いです。

 

夜、鎌倉通りで自転車を乗っている人がいて、その後ろを猫たちが追いかけている。しかしその光景を見た人というのは、実は体のどこかが悪くて病気を持っている可能性がある…とか。

 

60年に一度行われる洪鐘祭。

その祭りが行われる円覚寺では、昔「しのぶ」という猫が飼われていて、お祭りで行われた盆踊りと、そのしのぶちゃんの関連性の考察とか。

 

ほぉ~とか、へぇ~とか唸りながら読みました。

 

あと、作中で言われていたのですが、森がずっと続いているように見えるという葛原岡神社の駐車場からの景色とやらは少し気になりましたね。

いつか行ってみたい。

 

葛原岡神社てどんな神社なんだろう?と思い、軽く調べました。

 

 

縁結びで有名な神社なんですね。

ご祭神は日野俊基(ひの としもと)。

後醍醐天皇に登用され、討幕計画に参加したが、六波羅探題(鎌倉殿の13人で坂口健太郎さん演じてた北条泰時ですね)に探知されて、捕らえられたという鎌倉時代後期の公家らしい。

ほ~ん…。

 

いつか行けたらいいな。

 

 

私、山下和美先生とか、岩舘真理子先生の作品が大好物なんです。

YOUNG YOUが愛読書でした。

その雰囲気に凄く似ていた作品で、読んでいてとても心地よかったです。

 

お茶を飲みながらまったり楽しめましたよ。