よく読ませていただいている、トイプーを飼ってらっしゃるブロガー様のブログで「DOGSIGNAL」という漫画が紹介されており、興味を持ったので全巻大人買いしました
旦那さんにも読んで欲しかったので、紙媒体で買いました。
今年の秋アニメでNHKにて放送されることが決まったそうです。
そちらも楽しみです
主人公は未祐という男の子。
元カノにある日突然トイプードルを押し付けられ、しつけに四苦八苦しているところに、丹羽というドッグトレーナーに出逢い、犬の魅力に気が付いていくといったストーリーです。
(端折り過ぎ)
早い話がこの漫画を通して、読者は犬の躾について学べちゃう作品。
出てくるワンコ達がめちゃくちゃ愛くるしくて、読んでいる間ずっとキュンキュンしてました
今は空前のペットブームだというのに、この手の作品はありそうでなかったですね
私が知らないだけであったのかもしれないけど
始めの頃はしつけするのに一生懸命でしたが、もう最近はゆるゆる生活になってしまっております
昨夜は私の布団にオシッコをされ、初めて家で羽毛布団を洗いました
(洗えるもんなんですね~)
やり過ごしていくしかないか~なんて半ばあきらめの日々。
3巻に
「飼い主が諦めたら犬の成長はそこで止まる。でも飼い主が諦めなければ犬の成長は生きていく限り続くのです」
って書いてて、うっ・・・となりました
布団にオシッコした時に「麻呂」と声をあげてしまいました。
悪いことをしたらつい名前を呼んでしまうのですが、それじゃダメなんですね。
そうなると「麻呂」という言葉自体が悪い印象になってしまう。
人間には名前と言う概念があるけど、犬には無いので気を付けないといけない。
1巻でそう書かれていて、反省しました
うちの麻呂は既に去勢手術したのですが、2巻には去勢についての考え方が書かれています。
雄犬にはたまに停留睾丸になってしまっている犬がいるそうです。
停留睾丸は大抵遺伝だけど、管が細い子は降りてこようとする睾丸が通れなくて途中で止まってしまう。そうなった睾丸は普通の睾丸と違い、将来腫瘍化する確率が高い。
将来の事を考えて去勢した方が良いか?
自然の身体そのままにしてあげたほうが犬にとっては幸せなのか?
判断は飼い主によります。
勿論去勢によるメリットデメリットは他にもあり、作中で紹介されています。
去勢について悩む飼い主さんには、よい判断材料となるお話だと思いました
そして2巻には分離不安についても書かれていました。
分離不安になりやすい犬種というのはあるようですが、何を隠そうトイプードルの雄はその確率が高いんですよね~
麻呂よ・・・
でもそれも飼い主の行動によって改善の余地アリ。
代表的なのが、2巻でも紹介されていましたが「キャンキャン泣いても、鳴いているからといってすぐに構わない事」です。
麻呂をお迎えした当初はそりゃもう酷い寂しがり様でしたが、最近ではだいぶ落ち着きました
今でも私の姿が見えなくなるとクンクン鳴きがちですが、その場を離れる時に「おやすみ」とか「行ってきます」などと声をかけてから離れると、クンクン鳴く頻度は減りました。
あと面白かったのは、4巻で犬好きカップルが登場したところ。
皆さんは「独身者が犬を飼い始めると結婚できない」なんて噂聞いたことありますか?
私は聞いたことあります
私の友達は独身で犬飼ってたけど、結婚しましたけどね。
作中で犬を飼っている男女が、交際をスタートするお話がありました。
女性はパピヨン。男性はコーギーを飼っていて、同棲を開始します。
女性が飼っていたパピヨンは、オシッコもちゃんとシートの上で出来ますが、男性が飼っていたコーギーは新しい家具にしちゃう始末。
一緒に散歩へ行っても、パピヨンはリードを付け大人しくお散歩できるのに、コーギーの方は河原でノーリードにして大騒ぎ。
要はお互い犬の育て方が違っていて、価値観のずれから関係性もギクシャクしちゃうというお話でした。
話が少しそれますが、うちの両親は仲良かったのですが、たまにするケンカの原因はいつも子育ての事だったと母から聞いたことがあります
かくいう私も、麻呂を迎えてから旦那と何度かしつけ方についてケンカになったことがあります
あるあるなんですね~
大抵男性の方が大雑把と言うか、ワイルドと言うか…
「もっと自由にさせてあげなよ」的な思考が多いんだろうな~と、4巻を読んで一人ウンウンと頷いていました
ところで、犬猫の保護活動をしているとある有名タレントさんがいます。
私も犬猫その他動物大好きなので、悪徳ブリーダーのニュースなどを目にすると、とても腹立たしい気持ちになります。
そのタレントさんはそういうブリーダーとも戦っていて、私は陰ながら応援していました。
ある日、そのタレントさんがアメブロをしていることを知りました。
早速その方のブログを拝見してみたのですが…
なんていうか…ちょっと…
上手く言えないのですが、今まで純粋に応援していた気持ちに変化が起こったというか何というか
情熱や高い志は、時に攻撃的な姿勢を生むものなんですね。
そのタレントさんの発言を鵜呑みにしてはいけない、そしてあまり近づきたくないなと。
そのタレントさんのブログでは、このDOGSIGNALの事を批判的に紹介されていて、
こういう作品が世に出ると鵜呑みにする人が続出してしまうから困る的な内容でした。
でも、一部正しい情報もあるので全否定は出来ないんだよねって書いてた。
原文ママではないですが、そういう内容です。
犬の躾も時代によって変化してくることぐらい、素人の私でもわかっている事です。
そして本の中でもちゃんとそう書かれています
犬のしつけについては法律でどうこう決まっているわけでもないので、何が正しいのか間違っているのか究極を言えば決まりなどはないのでしょう。
そんな中で言い争ってもらちが明かないですよねぇ
作者のみやうち先生は柔軟に対応されているように見受けられ、私は好感を持ちました
(すいません、なんか上から目線な書き方になってしまってますね)
犬によって性格も違うし置かれている環境も違う。
つまりは躾の仕方も千差万別じゃないかしら。
犬だけじゃなく人でもそうかもしれませんね。
DOGSIGNALには正しい事と事実に当てはまらない事、そしてそのタレントさんの発言にも正しい事と事実に当てはまらない事。
それぞれあって、受け止め側(私)がそれらの情報を正しく判別することが問われるのだと考えています。
自分の情報処理能力が試されます。
私は読んだり見たりした情報をもとに
・犬にとっての幸せ
・他者に迷惑をかけない事
・飼い主も成長出来る事
がどうすれば実現できるのかを自身で考え、学んでいこうと思いました。
DOGSIGNAL。
幸せなワンコLIFEのヒントが沢山つまった漫画に出逢えてうれしいです
5巻以降も感想書けたら書こうと思います~